新長浜創生式

テーマ:まちづくり
くんさん既報の通り、昨日は午前10時から長浜市役所新庁舎竣工式記念式典。まずは9時前に到着し三番叟の準備。三役修業塾から太夫、三味線それぞれ4名ずつで曲を演じたのですが、私もその一員として出場させていただきました。

それが終わると、裃を脱いで羽織に着替え、紋付羽織袴姿で来賓席へ移動。教育委員長は長浜市庁舎検討委員会委員に名を連ねており、その肩書でご招待いただきました。前から3番目の列でしたが、幸い一番端の席でしたので、あまり目立たず着座することができました。ま、格好は目立ってたでしょうが。

さて、100年に一度というような式典ですから、次から次へと来賓の祝辞が続きますが、何と石破茂地方創生担当大臣が遅れて途中入場され、祝辞と記念講演を。簡潔で歯切れの良い上野代議士や低音が魅力の三日月知事の祝辞も良かったのですが、石破さんの前ではやはり霞みますな。

まず何で自分がここに来たかという入りから。「実は9月頃に藤井市長が私の所に来られまして、『おい石破君、12/28日は暇か?』と。まあ、そんな時期に暇な人はあまりいないと思うんだけど、一体何ですか?」と尋ねると、

長浜市役所の竣工式だというわけですね。そんな全国の市役所の竣工式に大臣がで全部出るわけいかないでしょ、と言うと、いや地方創生のモデル黒壁の町を見ずして、地方創生大臣は務まらん、とか何とか説得されて...」となったそうです。

ま、藤井市長の代議士および秘書時代からの長い付き合いがあってのことなのでしょう。今年は滋賀県で始まり滋賀県で終わる、ってほど滋賀県には来県されたという大臣。党幹事長として県知事選は敗北。その相手の三日月氏と隣席でしたが、この日ばかりは呉越同舟か。

大臣の講演は時にユーモアも交えながら、これからは地方が立てた独自のプランに基づいて、国は情報、人、金の面で全面的にバックアップする。これまで歴史を変えてきたのは中央ではなくて、常に地方だった。と檄を飛ばされます。

竹下内閣のふるさと創生資金の話もされました。キャバレーを作って3年で潰れた所、金塊を買った市町村もあった、と。何に使うかでその地方が試されたんだ、ということでしたが、奇しくもその資金の一部を曳山祭三役修業塾の創設に充てた長浜市。新庁舎竣工に塾生で三番叟の披露をできたことは何よりでした。

公共事業、企業誘致に頼らない雇用創出、一層の観光客の取り込み等懸案は山積みですが、新庁舎の竣工式が新長浜の創生式にならんことを願ってやみません。竣工式に係られた関係者の皆様、お疲れ様でした。

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