竹鶴と亀山

テーマ:よもやま話
朝ドラマッサン。ようやく、ほんまようやっとウィスキー造りが始まりそうな気配。どんだけ待たせたんや。「辛気臭い」を流行語大賞にノミネートしたいからとしか思えないほど辛気臭いドラマの展開とマッサンの性格。

そんなマッサンのモデルであるニッカウヰスキーの創始者である竹鶴政孝氏がかつて書かれた日経新聞の「私の履歴書」復刻版とやらを読んでおりましたら、次のようなことが書いてありました。

「“竹鶴”は私の姓であるとともに“竹鶴”という名の酒を私の家から出していた。酒の名前とその蔵元の名前が同じというのは、数多い全国の酒屋の中で“竹鶴”ただ一つであった。祖母の話によると、明治維新で姓をつけるとき役場が酒の名と気付かないで本名にしてしまったからだそうである。」

ちなみに、竹鶴という苗字は家の裏にあった竹林に鶴が巣を作ったことから由来しているそうですが、同名の清酒は今も竹鶴酒造で製造されているようですし、現在ニッカにも「竹鶴」というウィスキーが存在いたしますね。

しかし言われてみると、酒の名前と蔵元の名前が同じというのは確かに聞きませんね。山路酒造は北国街道、冨田酒造は七本鎗、佐藤酒造は湖濱等々。ま、酒名が「冨田」や「佐藤」じゃちょっと飲んでみようという気が....。でも「山路」は何となく風情があって悪くないんじゃないでしょうか。

さて、ドラマでは竹鶴が亀山となっております。鶴が亀になったわけですがサントリーの鳥井信治郎がモデルの鴨居社長はいつもマッサンのことを(わざと)鶴山君と間違えて呼んでいます。

ちなみに「亀山」という名前の日本酒はあるのだろうかと調べてみましたら、ありました、ありました

いや待てよ、これは芋焼酎。しかも「かめやま」ではなく「きざん」だった。

やっぱり、亀山(かめやま)はローソクに限るてか。辛気臭すぎて、視聴率も風前の灯なんてことになりませぬように。

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