くさ

テーマ:言葉・漢字
この間、minoriさんが「鼻の中のくさ」というタイトルで書いておられましたが、確かに最近は皮膚にできるできものやただれのことを「クサ」とはあまり言わなくなりましたね。

栄養状態が良くなったせいで少なくなったのか、あるいはアトピーという新手の勢力に駆逐されてしまったのか?

小学校の時、同じクラスで頭にクサが出来るやつが居て、そのせいで彼は丸坊主にしていましたが見ていて痛々しいものがありました。しかし子どもは容赦がないもので、よくからかったものです。今だと即いじめとして教育委員会に報告される事案でしょう。

同窓会でその時のことを謝りましたら「全然覚えてない」と一笑に付してくれましたが、そんなことはないはずだと思うけど。今は立派な校長先生になっておられます。

さて、何で「クサ」と言うのでしょうね?調べてみますと、漢字では「瘡」と書きます。そう、これ一般的には「カサ」と読みますよね。

「カサ」は、① できもの・はれものなどの皮膚病 ② 梅毒の俗称。「クサ」は①の意味に加えて特に「乳児の頭や顔にできる湿疹」を言うようです。

個人的には皮膚に生える草のようなもの、ということで「クサ」というのかと思っていたのですが、漢字から推測するに「カサ」から転じたものなのでしょうね。

そう言えば、博多弁ではなんでんかんでん「くさ」をつける習慣があるとですよ。「あのね」が「あのくさ」、「何やってるの」が「何やっとるくさ」等々。私の妻は福岡出身なのですが、女性が言うとちょっと引きますね。くさも休み休み言いんしゃい。

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