逆さにしても幸せ

テーマ:よもやま話
「ふとした会話の中で相手が言った意見やアドバイスに『うまいこと言うなぁ』と感心し、思わず手帳にメモしたくなったことはありませんか。そんな身近な人の名言・格言を送って下さい」

こんな風に募集される「手帳大賞」というのがあるそうで、昨日の朝刊に全面広告で応募要領とともに昨年の受賞作が掲載されていました。大賞に選ばれた作品は

「幸せ」って字、逆さにしても幸せなんだね。

これは、テーブルで懸賞ハガキを書いていたお母さんに対して、息子さんがのぞき込んで言った言葉だそうです。「彼が指さしたのは住所の中の一文字ですが、何かすごく『深い事』を言われた気がしてドキッとしました。」という応募者のコメント。
 ⇔ 
なるほど、これは気づきませんでしたねぇ。テーブルの反対側から見ても「幸」という字は「幸」に見えた。幸せを共有しているいい親子関係なんですね、きっと。

昔、上から読んでも山本山。下から読んで山本山。というCMがありましたけど、漢字の読めない子どもにとっては、「やまもとやま」は下から読んだら「やまもとやま」ではなく、「まやともまや」ですもんね。

大人は子どもに良かれと思って、自分たちの価値判断で物事を押し付けるところがありますが、大人にとって「幸」のつもりが、子どもには「辛」に思えたり、子どもが「幸」だと思うことに対して、大人は十分に読み取れず腹を「立」てたりすることがあると思います。

昨日も二つの幼稚園、保育園を訪問してきましたが、どちらの園も先生の愛情が子どもたちに伝わり、また子どもたちの情熱が先生に伝わり、きっと両方から「幸せ」の字が「幸せ」に見える関係なんだろうなと感じた次第です。



(追記)
ちなみに、昨年の手帳大賞の受賞作、審査員賞に選ばれていたのは、下のように皆子どもたちの言葉でした。子どもは鋭いな、やっぱり。

泉麻人賞  「弁当あけたら春が来た」
椎名誠賞  「お母さん、おやすみー!五歳になってくるね」
黛まどか賞 「おとなが言う“あとで”はもうこないみらい」

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