軍はなくとも
テーマ:よもやま話
2014/12/24 08:53
一昨日、五本指の靴下のことを書いたのですが、えべっさんから「これは軍足とは言わないのでしょうか?」というコメントを頂戴いたしました。結論から言うと、そう呼ぶ場合もあるけど、一般的には軍足も普通のソックスの形状のものを指すようです。
と言うか、普段当たり前に使っている「軍手」。あれって、軍用手袋の略、つまり軍隊で使われていた手袋ということなんですね。同様に軍足も軍隊で使われていた足袋、というか靴下なわけ。
軍隊の無い日本国で「軍手」とはけしからん!って言いそうな、頑なな護憲主義者が居られそうな気がするのですが、幸いそういう言葉狩りの風潮は、この件に関しては無いみたいですね。
軍手、軍足と来れば「グンゼ」。ひょっとして、あそこは軍用の下着を製造していたのでしょうか?玉を弾(たま)から保護するパンツとか?グンゼ・はくんぜ・当たらんぜ、みたいな。
と思って調べてみると、さにあらず。グンゼは元々明治29年に京都府何鹿(いかるが)郡綾部で「郡是(ぐんぜ)製糸株式会社」という名前で設立されたそうな。「郡是」とは「郡」の「是」、すなわち郡の方針。
当時の農商務省次官・前田正明氏の「今日の急務は国に国是を、県に県是を、郡に”郡是”を定るにあり」という言葉から「郡是」をとり、何鹿郡の発展を願い、地元の養蚕農家を奨励したのだそうです。何と崇高な社名なんでしょうか。
ちなみに、同じ下着メーカーの「ワコール」は、創業者である塚本幸一氏の父・粂次郎が自分で興そうと考えていた社名「和江」(近江の通称「江州」にちなみ、「江州に和す」という意味を持つ)の名を永遠に留めるという意味を込めて作った商標「和江留」をカタカナ表記にして「ワコール」になったそうです。
さすがワコール、「寄せて寄せて上げる」的な命名法ですね。
と言うか、普段当たり前に使っている「軍手」。あれって、軍用手袋の略、つまり軍隊で使われていた手袋ということなんですね。同様に軍足も軍隊で使われていた足袋、というか靴下なわけ。
軍隊の無い日本国で「軍手」とはけしからん!って言いそうな、頑なな護憲主義者が居られそうな気がするのですが、幸いそういう言葉狩りの風潮は、この件に関しては無いみたいですね。
軍手、軍足と来れば「グンゼ」。ひょっとして、あそこは軍用の下着を製造していたのでしょうか?玉を弾(たま)から保護するパンツとか?グンゼ・はくんぜ・当たらんぜ、みたいな。
と思って調べてみると、さにあらず。グンゼは元々明治29年に京都府何鹿(いかるが)郡綾部で「郡是(ぐんぜ)製糸株式会社」という名前で設立されたそうな。「郡是」とは「郡」の「是」、すなわち郡の方針。
当時の農商務省次官・前田正明氏の「今日の急務は国に国是を、県に県是を、郡に”郡是”を定るにあり」という言葉から「郡是」をとり、何鹿郡の発展を願い、地元の養蚕農家を奨励したのだそうです。何と崇高な社名なんでしょうか。
ちなみに、同じ下着メーカーの「ワコール」は、創業者である塚本幸一氏の父・粂次郎が自分で興そうと考えていた社名「和江」(近江の通称「江州」にちなみ、「江州に和す」という意味を持つ)の名を永遠に留めるという意味を込めて作った商標「和江留」をカタカナ表記にして「ワコール」になったそうです。
さすがワコール、「寄せて寄せて上げる」的な命名法ですね。