15年おきのお家芸

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日は曳山博物館の交替式が行われ、出番組の各山が自町へと戻って行きましたが、いよいよ祭も本番に近づいて参りました。

さて、今回私が太夫を務めさせていただきます北町青海山の芸題は「恋女房染分手綱 重乃井子別れの段」なのですが、北町としては戦後4回目、しかも15年おきにこの演目が掛かっているということを先日はじめて知りました。まさに青海山のお家芸ですね。

15年前と言うと平成11年ですが、今回くじ取り人を務めるM君が馬方三吉を演じたことをよく覚えています。彼は今年のパンフレットの中で「何回か役者として参加した中でも一番楽しかったという強い思い出がある」と述懐していましたが、子供にとって子役は素で演じられるからでしょうかね。
三吉(向かって左)を演じるM君

さて、遡ることさらに15年となると昭和59年。私は社会人2年目で東京におりましたのでこの時の芸は見ておりませんが、昔のパンフレットを見ていたら
こんな可愛らしいお姫様の写真が

これは通称「いやじゃ姫」と呼ばれる調姫という役なのですが、これを演じたのは何と現在プロの歌手として地元を中心に活躍中の~Lefa~のK君。

彼とは一昨年12月に曳山祭子供歌舞伎フォーラムの意見交換会でご一緒したのですが、その時に「5歳の時で自分が何をやるのかもわかっていなかったけど、内向的な性格だったのが、祭で自信がついて友だちをどんどん自分から作るように変わった」とおっしゃっていました。

そしてさらにその15年前の昭和44年。この時は私も8歳になっており、自分が曳山祭に出場した翌年ですのでよく覚えております。三吉を演じたのは現在大津で開業医をしている
同級生のI君

小学校で同クラスだったゆうこりんさんも彼の秀才ぶりはよく覚えていると常々おっしゃっています。三吉のような髪型の頭は糸びん頭というそうですが、彼の現在の頭も前から見るとまさにこんな感じ。とても素敵な中年になっておられます。

さて今回はどんなスターが生まれるのでしょうか。楽しみですね。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2014/04      >>
30 31 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 1 2 3

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧