再会通り

テーマ:まちづくり
毎月1回、中日新聞購読者に届けられるさざなみ通信。メイさん喜多桜美さんが編集しておられ、恥ずかしながら私のブログ「じんとにっく」からも記事を抜粋して掲載して下さっております。

そのさざなみ通信にMさんが寄稿されている「風の子通信」というコラムがあるのですが、今月号のタイトルは「曳山博物館通りは-再会通り-」。博物館通りは、まさにうちの店があり、私が住んでいる通りです。

Mさんは、博覧会事業のお手伝いでお仲間達と毎週土・日に曳山博物館で紙芝居を上演して下さっているのですが、ある時 館の表で、偶然連絡を取りたいと思っていた高月在住の知人とバッタリ出くわされたのだとか。

そこで一緒にお茶を飲みながら話していたら、何とその知人も済州島ツアーに参加した時に唯一の日本人として頼りになった男性と、後にこの曳山博物館前で全く偶然に再会されたことがわかったそうです。

博覧会のドラマ館担当の方にそのことを話すと「この曳山博物館通りを『再会通り』と名付けよう」と提案された、そんな内容で書かれておりました。

博物館通りは、曳山博物館が出来る前はアイジーオー(IGO)商店街と呼ばれておりました。Iは伊部町、Gは神戸町、Oは大手の頭文字を合わせた名前で、いわば暫定的につけられた名称だったようです。

曳山博物館完成に先立ち個店を改装し、商店街の名前も「博物館通り」に変更。ゆう壱番街やパルム大路(駅前通り)のような抽象的な名前より、大手門通りや表参道みたいなストレートな方がわかりやすかろうと。

でも現実は、一つの商店街として認識されているとはとても言えないし、単に曳山博物館の通りではなく一つ一つの店がそれこそ博物館のような展開を、といった当初の目標からも程遠い状況。

それにしても「再会通り」とは実にいい名前ですね。Mさんは「注意深くしていれば、たくさんのドラマに出会えるに違いありません。そして長浜へのリピーターも増えることでしょう」と記事を結んでおられましたが、

「人と人との出会い、人と店との交流、そしてリピーター、ファンを増やすこと」。そうした、商店街や街の理想をシンボリックに表現している「再会通り」。いつか本当にそんな名前で呼ばれたい、いや呼ばれるようにしようではありませんか。

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