片付け下手はボケ上手

テーマ:よもやま話
昨日のNHK「あさいち」で、捨て上手は片付け上手、みたいなテーマで、身の回りのものを片付ける極意のようなものを達人の例を出して紹介しておりました。

モノが片付かない、いざという時どこへ行ったかわからない、という方はいっぱいいらっしゃるかと存じます。また、その解決法を紹介する番組や本なども、それこそ整理しきれないほど山ほどありますが、結局は「捨てる」ことができる「性格」か否か、ということに尽きるのではないでしょうか。

もっとも、「捨てられない」タイプは2つに分かれ、一つは「面倒くさい」型。で、もう一つが「もったいない」型。うちの母などは後者の典型なのですが、あるいはこれは戦中世代に共通のことかもしれません。

店の机などにも、とにかくモノを積み上げます。業務関係の書類などは私が定期的に目を通して処理しますが、母宛の手紙や雑誌などは勝手に捨てるわけにもいかず、とりあえずそのままにしておきますと、だんだんと山が高くなって参ります。

先日見るにみかねて、雑誌などを別の場所にまとめて移したんですが、翌日あたりに母がこんなことを...。

「あの男もついにボケが始まったなあ。同じ写真をまた送ってきょった」

あの男というのは名古屋に住む母の弟。しょっちゅう電話や手紙のやりとりをしているのですが、先日従兄(叔父の息子)のことが写真入りで載った新聞記事のコピーが何点か送られてきたのです。

母は、叔父が呆けてそれと同じものを再び送ってきたと私に訴えましたので、「あれま、ほらあかんがな」と店に行きましたら、叔父から届いた角封筒が確かにそこに。中身を見たらまさに先日と同じ新聞のコピー。「ほんまや~」と思いながら消印を見たら、あれ~、これ先月やん。

「もしかして、これって前に届いたやつと違うの?」

「ほうかいなぁ~。何やぁ、ぼけてるのは私の方かいな」

そうそう。下に埋もれていた封筒が一番上に来ただけよ。全く、片付け下手はボケ上手。

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