ぺてん

テーマ:政治
鳩山前首相が「菅さんはペテン」と言ったことから、一躍流行語大賞候補になった感のある「ペテン」。各紙や様々なブログでもその語源について取り沙汰されておりました。

最も有力なのは、中国語の方言・俗語で「詐欺」を意味する「繃子(bengzi)」が訛化したというもの。繃子の「繃」は包帯の「包」の原字だそうですから、「包み込む」あるいは「丸め込む」という意味を込めているのでしょうか。

発音は「ペンツ」。「ツ」に強勢があるようで、これが「ペンツー」→「ペツン」→「ペテン」と変化したようであります。

如何でしょう?納得いきます?私はとても「ペンツ」が「ペテン」になるとは思えないんですが...。そんなら「パンツ」が「パテン」に、「ベンツ」が「ベテン」になっても不思議はなかろうよ。

「いやいや、同じ中国語でも『骗人(bianren)=人を騙す』から転じた言葉ではないだろうか。 『 ピエンレン』が『ペンレン』→『ペテン』となったと考える方がスムーズだ。」と異を唱える方もいらっしゃる。

ま、しかし、一般人が一番腑に落ちるのは「てっぺん」がひっくり返って「ぺてん」になったという転倒隠語説でしょうね。詐欺は頭を使って人をだますことから「てっぺん」という隠語が使われたというもの。

「ぺてんに掛ける」という言い回しがありますが、「てっぺん」に掛けると考えると、カツラをかぶって変装し、人をだまそうとする族(やから)の姿も浮かんでまいります。

英語で「詐欺」を意味する「imposture」も、「im-(上に)」+「ponere(ラテン語の『置く』)」+「ure(状況)」から成る言葉だそうですが、上に置かれた人たちは、下の者たちをだます性癖があると考えた方が無難かもしれません。菅さんをペテン師呼ばわりした前首相がその生き証人。
ぺてん1号と2号
菅さんが退陣して「てっぺん」がひっくりかえっても、また「ぺてん」が登場するだけか...。

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