酒の本 酒の玉

テーマ:よもやま話
先月の初め、「おみくじ」というのは「くじ」に「御」をつけた「みくじ」にさらに「御」をつけた「御御籤」であるというお話をいたしました。その時に筍さんがコメントされましたように、「おみこし」も同様に「こし(輿)」→「みこし(御輿)」→「おみこし(御御輿)」なんですよね。

神道関係にはこういう言葉が多いのでしょうか?さらに思い浮かべますと「おみき」つまり神様に供えるお酒もこの部類です。昔のお酒は現在のどぶろくのようなもので「き」と呼ばれていたようで、これを丁寧に言ったのが「おみき(御御酒)」というわけです。

さて、木之本というところがありますが、この地名の由来は、「地蔵菩薩の有縁の地を求め北国街道を下ってこられた祚蓮上人が休息をとった柳の大木の元から背負ってきた地蔵が動かなくなった為、そこを有縁の地として伽藍を建立し祀った(木之本地蔵院)ことから」と言われているそうです。

しかし「おみき」のことを書いているうちに、ゆうこりんさんところの山路酒造さんや七本槍の冨田酒造さんなど日本でも有数の古い酒蔵が木之本に存在するところを見ると、もしかしたら「きのもと」は酒造りの大本「酒(き)の本」だったのではないかという考えがふと頭をよぎりました。

そんなロマンティックな想像の後で誠に恐縮ですが、「ことばの博物館」(阿刀田高/旺文社文庫)によれば、いわゆるgolden ballと称される男性の重要な部位はもともと「キノタマ(酒の玉)」がなまったものなのだそうです。確かに「どぶろく」のようなものが製造される場所ではありますが....。ことの真偽は定かならず。

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