ヨがよなら

テーマ:言葉・漢字
今シーズンはよく雪が降りますねえ。なんていう話題が頻繁に出てまいりますが、「雪」って何で「雨+ヨ」なんだろう、なんてことを考えたことありませんか?

「雨ヨ!」と言ったら雪が降ってくるわけでもないし、一体何なんでしょうね。おっとその前にカタカナの「ヨ」ってどこから来てるんだヨ?ひらがなの「よ」は確か「与」のくずし字だったと思ったけれど、ヨは弱ったなあ。

調べてみますよ、何っ!えっ!これも「与」の一部ぅ?ということで、漢字の「与」の下の部分を形を整えたのがカタカナの「ヨ」なんじゃそうじゃ。上の部分はまあ「ヨ分」ということで。

さて折角、カタカナの「ヨ」を調べてその気にさせておきながら何なんですけど、「雪」の下部は「ヨ」ではなくて元々彗星の「彗」の字なんだそうです。彗の上部が省略されてしまったんですね。

彗星を「ほうき星」ということからご想像されます通り、「彗」は「すすきなどの穂でつくったほうき、はく」の意味ですから「雪」には「万物を掃き清めるもの」という意味が含まれるわけなんですね。白くて神秘的で何もかも清める感じがしますもんね、雪は。

「恥をすすいで名誉を取戻す」という意味の「雪辱(せつじょく)」という言葉がありますが、なぜ「雪」という字が使われるのか、これでわかりますよね。ちなみに「雪ぐ」と書いて「ゆきぐ」、じゃなくて「すすぐ」と読みます。

ではもし世が世なら、いや「ヨ」が「与」なら「雪」という字は「雨+与」になりますが、「雨を与える?」う~ん、そんな人がいたような気がしますね~。今年はぜひそんな汚名を「雪いで」下さいね。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2010/02      >>
31 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 1 2 3 4 5 6

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧