美味スター

テーマ:旅日記
え~、無理やり「オイスター」と読んで下さいまし。そう「牡蠣(かき)」なんです、今日の話は。もう広島の話は飽きた?そうですか、でもこれ私のブログなんでごめんなさいね。まだ続くけんね。

ところで、何で「牡蠣」って書くんでしょうね、漢字で。「蠣」はレイと読み「ごつごつした殻をかぶった貝」を表すようですが、昔の人は、岩に張り付いて動くことのないカキが、なぜ産卵できるのか不思議だったようです。それでカキは全部「牡(おす)」だろうと思い、「牡の蠣」になったようです。

実態は雌雄同体なんだそうですが、ちなみに、岩にはりついたのを「かき取る」ことから「カキ」と呼ばれるようになったみたいですよ。「あれ美味いなあ。あのォほれ!あの岩からかくやつよ!」なんて会話があったんでしょうね。

さて初日の夕食は「酔心」さんという広島料理専門店。当然のことながら、季節的にもこの「カキ」が中心となったメニュー構成であります。

実は私35年前に広島に参りましたときに、夏にもかかわらず「酢ガキ」を頂きまして、それもやや過剰気味に...。帰ってまいりましたら、酷い目に遭いまして、それこそ上から下から繰り返し。医者の診断は食中りではなく、夏風邪とのことでしたが、そんなことは関係ありません。

爾来カキは食えません....。でした、5年間ほどは本当に。実は今回同行した義兄もかつては好物だったのですが、やはり数年前に大当たりなさったようで、この夕食は気の毒なことでございました。よく当らない役者を「大根」などと言いますが、当る役者を「カキ役者」とでも呼びましょうかね。当ると何べんも通いたくなりますけんね。

さて酔心さん、東京の西新橋にも支店があり、私サラリーマン時代にカキフライ定食を何回か食べに行ったことを思い出しました。味噌焼き、カキフライまでは良かったんですが、土手鍋はちょっと閉口いたしました。何せ鍋中にごろごろとカキが入っているわけですが、独特の苦味もあってそんなにいくつも食べられるものではありませんね。

もうカキはこりごり、と思ったのですが、昔殻付のカキを炙って開いたところにレモンと醤油をかけて食べた味が忘れられず、翌日宮島で殻付カキ10個入りを買って宅配便で送りました。

ガスコンロで焼いたのは、少し身が縮んでしまったようですが、電子レンジで加熱したものが絶品でした。白くふくよかで身がプリプリ。普通は中に黒っぽい藻みたいなのがあって、独特の臭みがあるのですが、それも全くなくて汁までごっくん。う゛ま゛い!

おかげさまで現時点では、当った兆候はございませんで無事過ごさせていただいております。「広島カキは殻付を送って家でチンして食すべし。」これが本日の教訓でございます。

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