モリケン

テーマ:よもやま話
先日、前原国交相の羽田ハブ化発言で、怒り心頭に発していた森田健作千葉県知事。この方を先頭に、およそ森、森田、森川、森山、森岡、等々、名字に「もり」が付き、健一、賢司、憲三、謙太、等々名前に「けん」のつく人たちって、子どもの頃の仇名はほぼ100%「モリケン」だったのではないでしょうか。

私にも「モリケン」という友人がおりまして、彼とは幼稚園、小学校、中学校が同じで、高校からは京都に行ってしまったので没交渉となりましたが、その後再会を果たし、以後年賀状のやり取りなどで交流を続けています。

そうそう私は長浜北小だったのですが、「モリケン」は所謂「カネボウ子弟」でありました。当時はまだ鐘紡の長浜工場隆盛の時代で、各学年に数名のカネボウの社員子弟が居たと思います。

彼らは転勤で長浜に来ている都会人の子どもだったので、我々根っからの田舎物とは違ってどこか垢抜けたところがありました。「やんす」言葉などは使わず、標準語もしくは正確な関西弁アクセントで話すことがお決まりだったように思います。冬でも半ズボンでサスペンダー、洟なんか間違っても垂らすことはなく、女子も頬っぺたが赤くならないのが特徴でした。

「モリケン」もその中の一人でしたが、妙に波長が合って、二人でいろいろと先生を困らせたものです。彼と最後に会ったのは5年前の西中の同窓会。でもその後3年ほど前でしたか突然奥さんを病死で失ったというお便りをもらい、励ましの言葉も見つからずどうしているのかとても心配しておりました。

先日日曜日に店番をしていると「○○君」と私を呼ぶ声が聞こえますので、その方向を見上げますと、笑顔の「モリケン」が...。「元気~?大変やったねぇ。廃人になってるかと思たよ~」と冗談っぽく言いますと、後ろに控えめに立っている可愛い女性を指して「いや実は再婚したんやぁ」と...。

それにしても同い年とは思えない体型と格好。スリムのジーンズに黒いお洒落なシャツ。おまけにデニムのベレー帽。「お前、お腹全然出てないやん。50前のおっさんらしくせ~よぉ」とからかいますと、「いや彼女のおかげですわ」と、随分若そうな新妻に向かって一礼。

前の奥さんを亡くして本当に廃人同様までになっていたそうですが、元気になって本当に良かった。馴れ初めは来年の正月に開かれる西中の同窓会でゆっくり問い詰めるとして、とりあえず「モリケン」が新しい人生の滑走路を無事離陸してくれたことを友として喜びたいと思います。

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