けいむ部

テーマ:言葉・漢字
ものものしいタイトルでございますが、あまりお世話になりたくない警察。とは言ってもパトカーはガソリンで走りますもんで、給油をさせていただくこともございます。先日、オイルエレメントの交換をさせていただいたそうで、県警に請求先を事務員が尋ねましたところ、「けいむ部にお願いします」と言われたそうです。

その後、事務員さんが私に「けいむ部」の「けい」は「警」ですかいな?それとも「刑」ですかいな?と聞きまして、「けいむ???、ほら警務やろ」と答えたものの、待てよ、刑務所の「刑」かな?とも思ったりして、結局まあどっちでも着くやろ、という結論に落ち着きました。

落ち着かないのは頭の中で、「警」と「刑」の違いは何やろな?と考えてみました。「警」の字を使うのは、「警察」「警官」「警戒」等で、「刑」の方は、「刑務所」「刑事」「刑法」等。ふむふむ、何となく、前もって取り締まるのが「警」で、事件が起こってしまった後の仕置きに関するのが「刑」であると推察されます。

では、例によって、漢字の成り立ちを調べてみましょう。

まず「警」の字は「敬+言」の会意兼形声文字、とあります。確かに警察の人にはついつい敬語でしゃべってしまいますが、それとは関係ないようです。「敬」の左側の字は「苟(コウ)」とは別の字で草冠の間が離れている字で「キョク」と読みまして「羊のツノ+人」から成り、人がツノに触れないようにハッと身を引き締めることだそうです。

これに動詞の記号である「攴」を加えたのが「敬」の字。よって、「警」は「ことばで注意してハッと用心させること」という意味になるようです。

さて、「刑」の方はどうかと言いますと、「井+刀」の会意兼形声文字だそうです。左側のトリイ形の字は「井(ケイ)」で四角い枠を示します。枠の中へ閉じ込める意味を含み、刀で体刑を加えて懲らしめる意を示すために刀印(刂)を加えた、とあります。こちらの字には絶対お世話になりたくないものです。

ということで、意味的にほぼ予想は当っておりましたが、ほんで「けいむ部」はどっちの字なんやいな?と聞かれましても、結局「ようわからん」というのが結論であります。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2009/10      >>
27 28 29 30 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧