じんとにっく

昨日、米原市商工会館において、米原市商工会・彦根商工会議所合同主催による「中小企業金融に係るヒアリング」なるものに出席いたしました。小規模企業振興委員をさせていただいている関係で、長浜商工会議所から出席を依頼されたものです。

民間側の出席者は北は高月から南は彦根までの代表的不況業種の９社。まあ、出るわ出るわ「いかに業況が厳しいか」「銀行にひどい仕打ちを受けた」「保証協会の保証基準の不明確さに対する不満」。私も4月の暫定税率問題から原油価格のフリーフォール状態やら貸倒れ不安について、意見を述べさせていただきました。

このヒアリング自体は、国の政策や他業種の生々しい現況を聞けたという意味で非常に有意義であったわけですが、驚いた事が二つ。

一つ目。今回説明のあった「緊急保証制度」は石油製品を中心とする原材料価格高騰に対応するものですが、これの経済背景は数ヶ月前のもので、昨今の急激な円高、株安、原油安を反映したものではない。つまり政策趣旨と現状に大きくタイムラグが存在すること。（まあ変化が急激過ぎてやむを得ない面もある）

二つ目。先ほど民間側の出席者が9名と申しました。さて主催者側ですが、米原市商工会と彦根商工会議所から2名ずつ、そして以下はお役人さんです。

　１．近畿経済産業局　産業部次長
　２．　　　〃　　　　　　　産業部　中小企業課　金融係長
　３．近畿財務局　理財部　審査業務課　上席金融証券検査官
　４．　　　〃　　　　　　　　　　　　　　金融調査官付　上席調査官
　５．　　　〃　　　　　　　　　　　　　　理財第一課　上席調査官
　６．　　　〃　　　　　　　　大津財務事務所　理財課　理財課長
　７．滋賀県　商工観光労働部　商工政策課　金融担当参事
　８．　　　〃　　　　　　　　　　　　商工政策課　主管

中小企業金融にこれだけ沢山の部署の方が携わっておられるのにびっくり。お金を融通していただくのは大変結構ですけど、これだけの部署で協議するとなると時間もかかるんでしょうね。

「たくさんの役人さんに助けていただいて安心だ」と思うか「何よりまず行政改革ちゃうん？」と思うかは『自由だあ～！』