古武士落つ

テーマ:よもやま話
緒形拳さん突然亡くなっちゃいましたね、というか肝ガンをひた隠しにされていたようですね。私が生まれた1960年がデビューとか。私はあまり映画とか見ない方なので、緒形拳さんは私にとってはテレビドラマやCM俳優の印象なんですが、何と言ってもNHK大河ドラマ「義経記」での弁慶立往生のシーンが今でも脳裏にこびりついております。1966年ですから私が6歳の時です。当然そのシーンは白黒です。

その前の年の1965年(昭和40年)の太閤記で秀吉役を演じ、織田信長役の高橋幸治さんとゴールデンコンビと呼ばれ大人気を博したのですが、実はこの番組は私は記憶がありません。しかし時代は下って1978年(昭和53年)のNHK大河ドラマ「黄金の日々」で二人は同じ役を再度演じています。

「黄金の日々」は歌舞伎役者の松本幸四郎さん(当時市川染五郎)が呂宋助左衛門役で主演でしたが、私の中でもベストファイブに入る大河ドラマです。それはともかく豊臣秀吉という人物を、出生は低い中にも格調を持った人物として緒形さんは演じられていたように思います。

長浜で秀吉博が開催された平成8年の大河ドラマで秀吉役を演じた竹中直人さんが現代人にとっては秀吉公のイメージにより近いのかもしれませんが、天下を獲る人物にはやはり緒形秀吉のような品格がほしい、と私などは思います。ドラマの中の秀吉像はもしかしたらその時代を生きる者たちの姿をそのまま反映するものなのでしょうか。

本当は緒形「けん」ではなくて「こぶし」と読むんだそうです。手が大きく特徴があることからつけられたようですが、「おがた てのひら」や「おがた にぎりこぶし」という候補をしりぞけて命名したにもかかわらず、だれも「こぶし」と呼んでくれず、「けん」で定着してしまったとか。

俺は「こぶし」なんだよ!最後にそう叫んだそうです。(多分)
ご冥福をお祈りいたします。


<追記>
報道番組で長男幹太(41)さん、次男直人さん(41)と出てきましたので、二人は双子かいな?それにしては似てないな、と思いませんでした?ちなみに幹太さんは1966年11月21日生まれ、直人さんは1967年9月22日生まれですので確かに共に41歳。年子の兄弟の誕生日の狭間にお亡くなりになられたわけですね。

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