じんとにっく

今月から石油製品の仕入価格が、これまでの月決めから週決めに変更となり、コスト連動から先物、業者間転売価格などの市況連動に変りました。折からの急激な原油価格の急落も相俟って、ガソリン市況も今月に入って急落しているのですが、動きが急激過ぎて対応に苦慮しております。

それはさておき、私がガソリンの販売に携わっているここ15年ほどのガソリン価格を振り返ってみますと、下は80円／ﾘｯﾄﾙから上はついこの間までの180円／ﾘｯﾄﾙくらいで、平均すると120～130円くらいになるのでしょうか。ガソリンが「高い」とか「安い」とか言いますが、これはいくら位を基準にしているのでしょうか？

もちろん人によって価値観は異なると思うのですが、100円以下は安くて150円を超えると高いと感じるのは概ね共通した感覚ではないでしょうか？先日、スタンドであるお客様と話しておりましたら、「私は缶コーヒーの値段＝ガソリンの価格だと思っている」とおっしゃっておりました。

つまり、ガソリンが120円より高くなると「高い」と感じ、120円以下なら「安い」と感じるということです。なるほど缶コーヒーの値段は消費税の変更で変わってから確かずっと120円ですから、変わらないものは基準となりやすい、ということは言えるでしょうね。

ガソリンの燃費を10ｋｍ／ﾘｯﾄﾙとすると、車で１０ｋｍ走るのと、一服の時に腰に手を当て缶コーヒーを飲み干す満足感がほぼイコールということでしょうか。さて、来春からサントリーが缶飲料１０円値上げするらしく、大手も追随の意向だそうです。

ガソリンも１０円高く買っていただけないでしょうか．．．。