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旭天鵬と金環蝕

テーマ:よもやま話
いや~、驚きましたね。大相撲五月場所。何と平幕同士の優勝決定戦の末、37歳8ヶ月の旭天鵬が史上最年長で初優勝。ちなみに、日本人力士の優勝は2006年の初場所栃東以来で6年4ヶ月ぶり。

えっ、この人モンゴル人じゃないの?と思いませんでした?実は日本に帰化されまして現在、本名は太田勝(おおたまさる)さんだとか。モンゴル人の時から日本人より日本語うまかったですもんね。

奥さんも日本人

まあ、どっちにしろ、今日はもっぱら金環日食で持ち切りで相撲の話題なんか誰もしないでしょうな。ただでさえ人気低迷の大相撲だし。(と思ったら物好きのぱんやさんが昨日話題にしてましたね)

しかし、この「旭天鵬」っていう名前、何となく金環食を暗示するような名前じゃないですか。旭(朝日)が天に上って月が重なってますもんね。「鵬」ってのは、中国に伝わる伝説の鳥で鳳(おおとり)とも言い、日食はこの「鵬」が上空を通過するために起こるという説があるそうです。何ともぴったりじゃないですか。

さて、世の中の人々はフィーバーしておりますが、私は金環食というと、石川達三の小説を思い出します。昔は「金環蝕」と書きました。細かい内容までは覚えておりませんが、政界の汚職の話だったと思います。

「外側は栄光に輝いて見えるが、内側は真っ黒に腐っている」政界を「金環蝕」になぞらえたわけですね。近頃は政界のみならず、電力業界も相撲界も「金環蝕」か。

しかし、もっとあたりが暗くなるんかと思いましたけど、言われなければそれと気がつかないかもしれない金環蝕。実態を見極めるために、各々がしっかりとした日蝕グラスを持たないといけないのかもしれませんね。

大手小手搦手

テーマ:よもやま話
朝日新聞に「しつもん!ドラえもん」コーナーというのがあります。1面に質問が書いてありまして、2面以降どこかの面に回答が書かれているので、それを探しにいくという趣向で子どもにも人気があるようです。

で、昨日のしつもんは「おおっぴらに堂々と振る舞うことを『大手を振る』というね。大手はどの部分を指すの?」というもの。ちなみに、この場合の大手は「おおで」と読みますね。

大きな手のひらみたいなイメージもあるんですが、正解は「肩から手の先まで」。これが、「小手」になると「ひじから手首まで」で、さらにその先は「小手先」。相撲の小手投げなんかイメージ的には「大手投げ」ですけどね。ひじから手首でどうやって投げんねん?と。

さて、大手といえばお城の正面、正門のことを「大手」などと言いますね。この場合は「おおて」ですが、では裏門は「小手」と言うのかと思いましたら、何と「搦め手(からめて)」と呼ぶんだそうですね。

これ元々、大手は「追手(おうて)」から来てるからなんでしょうか。つまり城の正面から敵を追い込んで、裏門から搦め捕るから「搦め手」と。なので、意表をつくことを「搦め手から攻める」と言ったり、相手の弱点を「搦め手」とも言うそうですね。

同業種の中でも特に規模の大きい会社を「大手」と呼びますし、長浜でも一番の商店街は「大手門通り商店街」と称されております。そうか、裏通りの小手商店などと卑下せずに、「うちは搦め手ですんで」とでも言ってみるか。

兼好診断(11)鰹

テーマ:よもやま話
一昨日の日経新聞に、これまで割高だったカツオの価格がようやく平年並みに落ち着いてきた、と書かれておりましたが、カツオのたたきは私の大好物の一つでもあり、大変嬉しいニュースです。


徒然草 第百十九段

鎌倉の海に、鰹と言ふ魚は、かの境ひには、さうなきものにて、この比もてなすものなり。それも、鎌倉の年寄の申し侍りしは、「この魚、己れら若かりし世までは、はかばかしき人の前へ出づる事侍らざりき。頭は、下部も食はず、切りて捨て侍りしものなり」と申しき。 かやうの物も、世の末になれば、上ざままでも入りたつわざにこそ候れ。

さて、この時期旬を迎え「初鰹」として珍重されるこの魚も、兼好法師にかかってはたまったものではありません。「カツオは今でこそもてはやされているが、昔は身分の高い人の食べるものではなかった。こんなものを食べるようになっては世も末だ」と言い放ちます。

なんだか、昔は猫もまたいだというマグロのトロを現代人が争って食べているという現象を連想させる文章ですが、もともとカツオは生で食するものではなく、乾魚として食されたのですね。今の鰹節とは違い、煮て乾燥したものだったようです。

いずれにしても、もともとは「堅魚」と書かれていたようですが、干して堅くなった魚なので、後に「鰹」という国字が作られたようです。魚偏の漢字の多くは国字、すなわち日本で作られた字なのですが、実は「鰹」という漢字は中国にも元々存在しましたが、それは別のものを意味したようです。

さて、それは何だったのか?なんと「大うなぎ」のことだったので~す。先日も書きましたが高騰するウナギ価格。文字通り、主婦の財布の紐が堅くなる魚ですね。



鬼嫁

テーマ:よもやま話
「鬼嫁」。自らそう称しておられるブロガーさんもいらっしゃるようですが、結婚生活もある程度経過いたしますと、嫁が「鬼」になる瞬間を体験したことがある方がほとんどではないでしょうか。

リクルートの情報誌「ゼクシィ」が男女200人に行った調査によると、男性の9割が「恐妻家」であると答えたのに対し、「恐妻」を自認する女性はわずか3割にとどまっていたそうです(日経新聞より)。男性の方が一方的に怖がっている構図ですね。

では、なぜこうした鬼嫁と恐妻家の関係が生まれるのか?誕生の法則は3つあるそうです。

1.「釣った魚に餌はいらない」: 日本では結婚したら妻を放っておくようになる夫が多い。夫は一緒に過ごす時間が少なくても、それがほどよい距離感を生んでいると思うのに対し、妻は夫は自分の都合だけで動いている。夫婦でないみたいと感じる。

2.「夫の不用意な発言にツノが」: 身勝手な夫の言動をこらえ、家庭を切り盛りする妻に夫が不用意なセリフを吐くと妻も堪忍袋の緒が切れて、むくむくと鬼のツノが生えてくる。夫は家事の手伝いをしているつもりでも、妻側は「楽しいところだけやって不手際は自分が尻拭いしてばっかり。ありがとうの一言もない」と。

3.「夫が白旗をあげるのが早すぎ」: 多くの夫は妻と争うなどという大それた気持ちはない。怒られる理由がわからなくても、早々と白旗をあげ、誤り怒りが収まるのを待つ。これに対し妻は「悪いと思ってではなく、怒られたくないから謝るのはずるい。きちんと向きあってくれないから余計に腹が立つ」というわけです。

鬼嫁はこの3つの力学が重なることで生まれ、世に恐妻家が増殖し、さらに冷え込めば会話もなくなる。夫婦は合わせ鏡。夫が妻に思いやりや気遣いを見せなくなるから妻もそうなる、と書かれておりました。

釣った魚にもそうでない魚にもマメに餌を配るお方、歩く白旗ともいえる超恐妻家等、ブロガーさんにもいろいろいらっしゃるようですが、さて、皆様のお宅はいかがでしょうか?

いまだこんかつ

テーマ:よもやま話
先日、滋賀夕刊をながめていたら、下段の広告欄に「婚活パーティ」の文字が。最近、やはり流行って来ているのでしょうか?昔は、親戚のおじさん、おばさんが「あんた、あの子どうやいな」とか世話焼いたり、仲人という今考えると合理的なシステムもありましたけどね。

さて、この広告欄、細かく見ていると結構面白いです。まず「口コミで良いと評判です」と書いてある。何が良いのか?集まる若者の質が良いのか?結婚成就率が高いのか?いずれにしても、宣伝文句にそれを書いてしまっては最早口コミではなかろ?

さらに、「某有名店スイーツケーキ&フリードリンク付き」とある。某有名店とはどこなのか気になりますよね。こっちにこそ、口コミで良いと評判の店です、とか書いてほしい。

肝心の参加資格なんですが、男女とも20~39歳となっております。そうか、40代はあかんのかぁ。最近はアラフォーとか言いますからね、せめて44歳くらいまで上げたってもらえませんやろか。しかも身分証明書をご提示お願いします、だと。ハナから年齢詐称を疑ってやんす。

でね、女性は年齢以外の限定は無いんですけどね、男性は「正社員・高卒以上・年収300万円~」という条件付きなんですね。男は辛いねぇ~、いつの世も。参加費用は男性が5,000円、女性が2,000円。

なんか、すっかり宣伝してしまってますやん、私。ていうか、ここのTEL/FAX番号、うちのFAXと局番違いの同一ナンバーやんかい。間違って申し込みのFAX流れて来んかつ?
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