燕
テーマ:よもやま話
2012/05/14 09:17
ツバメが飛び交う季節になりましたが、年々その数が減少しているみたいですね。さて、ゆうこりんさんが「ごいん」というタイトルのブログの中で、ツバメの英語swallowは「飲み込む」という意味もあるけれど、誤嚥の「嚥」つまり、漢字の「飲み込む」にも「燕」という字が入っているではないか、という興味深い指摘を以前されました。
調べてみると、「嚥」という字は「咽」の異体字であり、「燕(エン)」は音符であって、ツバメという意味とは関係ないようです。しかも、英語の方も語源はそれぞれ別らしい。しかし、ツバメの親から餌を与えられたヒナがそれを飲み込む姿からの連想と考えた方が、はるかに夢があるように思えます。
さて、「燕」という字そのものは、見ての通りツバメを描いた象形文字。頭があって、羽があって、尻尾がある。下の4つの点「灬(れっか)」は普通であれば「火」を表わすのですが、この字の場合は「二つに分かれた尾の形」であって、火ではないそうです。
燕尾服と呼ばれるモーニングの背中側は、まさにツバメの尾のように二つに分かれていますよね。ちなみに、この燕尾つまり尾羽が長いオスほどメスにもてるそうですわ。格好いいですもんね。
格好いいといえば、「年上の女性の愛人である若い男性」を「つばめ」と呼ぶのはなぜなのか?日本語俗語辞典によれば、平塚雷鳥という婦人運動家と年下の奥村博史という画家との恋愛から生まれた言葉だそうな。
平塚はこの5歳年下の彼氏・奥村のことを「若いツバメ」や「弟」と呼んでいた。二人の関係が公になるにつれ、女性解放を謳う平塚の運動に参加していた者の間でこれが騒ぎとなり、奥村が身を引く決心をする。その時、奥村が平塚に「若いつばめは池の平和のために飛び去っていく 」という文面の手紙を宛てたとか。
ちなみに、二人は最終的に結婚したそうです。ツバメさん、雷鳥にやっぱり「飲み込まれ」ちゃったみたいです。あ、若いツバメを、なんて妄想にふけっておられる方、くれぐれも「誤嚥」されませんようにお気をつけ下さい。
調べてみると、「嚥」という字は「咽」の異体字であり、「燕(エン)」は音符であって、ツバメという意味とは関係ないようです。しかも、英語の方も語源はそれぞれ別らしい。しかし、ツバメの親から餌を与えられたヒナがそれを飲み込む姿からの連想と考えた方が、はるかに夢があるように思えます。
さて、「燕」という字そのものは、見ての通りツバメを描いた象形文字。頭があって、羽があって、尻尾がある。下の4つの点「灬(れっか)」は普通であれば「火」を表わすのですが、この字の場合は「二つに分かれた尾の形」であって、火ではないそうです。
燕尾服と呼ばれるモーニングの背中側は、まさにツバメの尾のように二つに分かれていますよね。ちなみに、この燕尾つまり尾羽が長いオスほどメスにもてるそうですわ。格好いいですもんね。
格好いいといえば、「年上の女性の愛人である若い男性」を「つばめ」と呼ぶのはなぜなのか?日本語俗語辞典によれば、平塚雷鳥という婦人運動家と年下の奥村博史という画家との恋愛から生まれた言葉だそうな。
平塚はこの5歳年下の彼氏・奥村のことを「若いツバメ」や「弟」と呼んでいた。二人の関係が公になるにつれ、女性解放を謳う平塚の運動に参加していた者の間でこれが騒ぎとなり、奥村が身を引く決心をする。その時、奥村が平塚に「若いつばめは池の平和のために飛び去っていく 」という文面の手紙を宛てたとか。
ちなみに、二人は最終的に結婚したそうです。ツバメさん、雷鳥にやっぱり「飲み込まれ」ちゃったみたいです。あ、若いツバメを、なんて妄想にふけっておられる方、くれぐれも「誤嚥」されませんようにお気をつけ下さい。