世渡り上手

テーマ:石油
暫定税率が来月から復活する見通しが強くなって参りました。消費者としてはせっかくガソリンが安くなったのに、ということでしょうが、我々業界は振り回されっぱなしです、とにかく。

さて福田首相は09年度から道路特定財源を一般財源化する方針を打ち出していますが、これに対して渡文明石油連盟会長は業界の立場から次のように表明しています。

1.ガソリン税について我々は「道路を造るためです。車を運転するのだから我慢してください」と消費者にお願いし、納税してきたのだから、突然道路以外に使えるようにするなら私たちがウソをついてきたみたいだ。

2.まず必要な道路を決め、そのうえで税収が余るのなら上乗せ税率を維持したまま一般財源として使うのか、上乗せを廃止するのか国民に問うべき

3.業界としては道路への必要性がなくなれば課税はやめるべきで、国民全体にかかわることは広く国民が負担する消費税の増税でまかなうべき

4.環境税への転換に関しては、ガソリン使用量の地域格差が大きく、税負担の地域間不公平が生まれる。

一般財源化については政治が決める事なんで業界として非難はされないでしょうが、とにかく高いガソリンか消費税増税かということでしょうね、つまるところ。

ちなみにこの石連会長の渡(わたり)さんという御仁、日本石油の常務時代に「世渡り常務」と揶揄していた事があったのですが、その後 社長→会長→石連会長→経団連副会長と本当に上手にお渡りでございます。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2008/04      >>
30 31 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 1 2 3

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧