金人類が操るUSJと原油

テーマ:石油
「USJ変ったな」と先日遊びに行って感じたのだが、その翌日の朝日新聞の記事を読んで得心。

数年前に訪れた時は、開業時に比べて待ち時間がはるかに短くなりアトラクションには次々乗れるのだけれども何か充実感に欠けるなあと思ったものだった。それに比べると今回はごった返しの混雑で待つ事待つ事、それでも待ち時間用にこしらえられた小道具をくまなく見ながら、こんなものも置いてあったのかと改めて感じたり。

「V字回復に外資の力」という新聞の見出し。市の第3セクターとして開業して以来赤字が続いていたが、この2年間にアトラクションが次々と増えて06年度には38億円の黒字を初めて計上し07年度は62億円の黒字が見込まれているという。ゴールドマンサックス社という外資の参入による経営方針の変更が大きな要因といわれる。

実はこのゴールドマンサックス社(GS)は原油先物市場でも相場形成に大きな影響を与えているトレーダーで「原油価格は105ドルまで上がる」と原油市場への積極的な投資を働きかけ、実際相場もほぼ同社の指摘通り上がり続けたという事実がある。サブプライムで損失を被っていない数少ない投資会社という信頼度が市場の支持を得ているのかもしれない。

再び戻ってUSJ。待ち時間なくアトラクションに乗れるという「エクスプレス・パス」。以前は制限付だが無料でほぼだれもが平等に得られたのに、これが4枚や7枚つづりのブックレットになり、有料(しかも結構高額)となった。長時間列を成して待っている所にお金持ちがすいすいと涼しい顔で入っていくのを見るのはちょっと不快感。

社会主義の崩壊以降、圧倒的な波となって世界を跋扈する市場原理主義と、いたるところで顕在化する経済格差。まさにゴールドマン(金人類)の時代なのだろうか。

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