店舗ファサード整形の歴史

テーマ:油甚本店
店の宣伝のつもりで始めたブログ。気がついたら曳山祭やらよもやま話ばかりで、文字通り油を売っていることがバレバレになって参りました。祭も終りましたので、今日は油甚本店ファサード整形の歴史紹介。

まず、下の写真が現在の店の全景であります。確か平成7年の11月頃に改修工事が完成したと記憶しております。

でもって、改修前はどんな様子であったかと申しますと

写真を撮る角度が違いますが、大変身ですね。一昔前は和風の伝統的建築が嫌われ、1.最もお金のある店が洋風建築に建替え、2.その次に儲かっている店はこぎれいなパラペットで全面を覆い、3.当店のようなしぶちんはビニールテントで隠す、ということがなされておりました。

「油と肥料。日石灯油の店。園芸用肥料資材」とテントに書かれておりますが、この頃は食用油の売上は皆無に近かったように思います。お灯明用の菜種油の需要は今より多かったようで細々と量り売りを続けていました。

さらに遡って約50年前。

白黒写真を携帯で撮ったのでボケボケですが、雰囲気はわかってもらえるでしょ。屋根には「カルテックス石油製品」と書いた琺瑯看板が上がっています。白い枠の部分の中に見えるのは昔の移動給油機です。

つまり、今回の改装は古臭いと思っていた昔の顔が流行りだしたので、また整形前に戻そうという動きであったわけなのです。


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