びわ湖ホールの是非

テーマ:よもやま話
老朽化で耐震性に問題があるため、市民会館での曳山狂言観劇会も今年で最後だったようです。

一方で今年開館10年を迎えるびわ湖ホール。皆さんは何回ご利用になられたでしょうか?私は「ゆう歌舞伎」公演のスタッフとして1回、大歌舞伎観賞で1回、あと滋賀県商工会議所青年部連合会の事業で1回と都合3回であります。

個人的に歌舞伎が好きなのですが、びわ湖ホールが出来てから大歌舞伎公演が湖北に来ることが激減したような気がします。さらに観客の大半は滋賀県民でなく京阪神の上流階級なのではないかという疑問を持っていました。

3月に県議会が管理・運営費の削減幅拡大を議論したところ、全国のファンや演奏家から反対の署名が26,000以上集まって予算削減幅拡大が見送られたとの事です。

設立の立役者である前館長・上原恵美さん曰く、
(1)歌舞伎や能は大阪や京都にも伝統があるが、オペラハウスは東京でさえ新国立しかなく関西にはないので、日本の中の関西、関西の中の滋賀という視点でオペラ劇場を選んだ。
(2)鑑賞は文化活動の最たるもので、それによっていい物がわかる目利きになり、結果的にいい舞台を育てる。つまり舞台創造と観客創造は表裏一体である。
(3)子ども達がいいものに触れる機会を増やす為に、青少年対象の演目に力を入れたり、すべての公演に若者優遇の工夫をしている。

「文化は編み物」だそうである。みんなで一針一針編んでいって、ようやく形が見え始めたときにぴっと糸を引っ張ると一瞬でほどけてしまい、残るのはよれよれの毛糸だけだ、と。

なるほどその通り、と思いつつ、湖北の子ども達にも本物を見る機会をもっと作ってくれ!湖北は滋賀県じゃないのかよ!と叫びたくなるのです。滋賀県にオペラ。とびっきりのフランス料理は食べたいけれど、町の定食屋で鉄人坂井シェフを雇ってる感じなんだよな、どうも。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2008/04      >>
30 31 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 1 2 3

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧