油買うもよし、売るもよし。楽しく老いるためのオイル日記

バンクるわせ?

テーマ:保険・金融
びわこ銀行と関西アーバン銀行が来春をめどに合併を検討しているという報道がございました。びわこ銀行にご勤務の方やその家族はもちろん、お取引のある企業の方も驚かれたのではないでしょうか?

県境を越えた合併ということで意表をつかれた感があるのですが、外部の者が考えるほどこの合併は意外なものではなかったようです。日経新聞によりますと、

1.共に旧住友銀行系であり、関西アーバン銀行はメガバンクの一つである三井住友銀行の連結子会社であり、びわこ銀行の現頭取の前職は関西アーバンの副頭取であった

2.滋賀県が地盤のびわこ銀行と大阪市など都市部が地盤の関西アーバンでは店舗の重複がないことに加えて、預金は集まるが貸出先が不足していたびわこに対し、貸出先には事欠かないが、競争が激しく高い利息をつけないと預金が集まりにくい関西アーバンと、相互補完的な特性をもつ

3.地銀の経営安定ラインと目される「預金量3.5兆~4兆円」「本業の儲けが250億~300億円」というレベルが合併によって確保できる。現行預金量は関西アーバンが2.7兆円でびわこ銀行は1.1兆円。ちなみに関西地銀1位の京都銀行は6兆円で、2位の南都銀行(奈良)が3.9兆円。滋賀銀行は第3位で3.6兆円。

と、合併の条件は揃っているという見立てであります。

滋賀銀行ですら再編と無縁ではないと書かれてありまして、各行とも道州制の実現も視野に入れて再編や合併による規模拡大も現実的な選択肢として考えているようであります。

新しい銀行の名前は、道州制先取りで「関西ステート銀行」なんてことになるのでしょうか?南北から京都を挟み撃ちにする意味で「京サンド銀行」?う~ん、共産党みたいだな~、こりゃ。いずれにせよ市町村合併も、将来見据えて、いい加減に腹括れって!

コメント

  1. 2009/02/27 13:00
    企業の合併が進んでいくのは解らなくでも無いですが、競争意識が低下した巨大企業だけにはなってほしくないものです。
  2. 2009/02/27 13:12
    >tossanへ
    滋賀銀行も安穏としていられなくなり、そういう意味では競争意識は高まるかもしれませんよ。
  3. 2009/02/27 20:26
    私も注目したニュースです。以前から大企業では合併が進んでいますが、環境問題など世界の変化に対応するための適正な規模が変わってきているのでしょうね。中小企業でも統合した方がイイのもあるのでしょうけれど、家族意識がぶつかり合うか、弱いもの同士の傷口のなめあいになってしまい、うまくいかないことが多いようです。
  4. 2009/02/27 22:16
    >ぱんやさんへ
    地方銀行の地盤が県から州(ここでいえば関西)に変化する可能性を含んだ合併ですね。中小企業の合併は権利の奪い合いと責任の押し付け合いが見えてますね。組合組織がいい例ではないですか?

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