油買うもよし、売るもよし。楽しく老いるためのオイル日記

男子厨房に入らず

テーマ:言葉・漢字
先日、おかめちゃんが保健所の抜き打ち厨房検査があったと書かれておりました。「厨房」というのは、現在はレストランや旅館などのちゃんとした設備の整った調理場を表すのに使われますが、そう言えば「男子厨房に入らず」なんていう言葉もありましたよね。

男性読者の皆さんは如何でしょう、台所に入って料理なんかなさいますか?私は以前にコロッケ作りを披露したブログを書いたことがありますが、実のところは味噌汁も作れないし、ご飯の炊き方も知らないとんだ物臭野郎なんでございます。

まさに「男子厨房に入らず」。ま、「炊事は女の仕事、男子たるもの出された料理をただ食すべし」。な~んてことを言ってたら、時代錯誤の世の中になってしまいましたけど、日本ではこうした男尊女卑の意味合いで使用されて来ましたよね。

私が中学生の頃、「私作る人、僕食べる人」というハウスシャンメンのCMが問題となり放送中止となったのを覚えておりますが、ちょうどウーマンリブなどの活動が日本で盛んになり始めた頃だったんですかね。

さて実は、「男子厨房に入らず」の言葉の由来は中国の「孟子」の「君子庖厨を遠ざくる也」から来ているそうです。昔は厨房で牛や鳥をさばいていましたから、君主がそんなところを目にすると、動物が可哀想になって食べるのも忍びない気持ちになってしまいます。

そんな弱い気持ちでは国を治めることはできないから、と何か臭いものには蓋的な話ではありますが、いずれにしても、これがいつの間にか「君子」が「男子」になり日本的な解釈に変わっていったようです。

それにしてもおかめちゃん、いくらイケメンでも保健所さんの抜き打ち検査には「男子厨房に入るべからず」と一発かましてやってもよかったかも、ですな。

コメント

  1. 2013/05/28 09:20
    今は男子も台所に立たな嫁コナーズ(笑)
  2. よこちん
    2013/05/28 09:42
    男子厨房に入らず、というのは亭主関白・男尊女卑的考え…だけかと思いきや、細君のつくった料理や家事に関して、難癖付けるや男の風上にも置けぬ卑劣な男、と言う考えもあったようですね。

    妻の作った料理を味見もせず、いきなり調味料をかけた新婚時代の私を未だに覚えているようですヮ。^^;
  3. 2013/05/28 09:59
    共稼ぎが世の中のメインになってくると、入らないと成り立たなくなってくるんでしょうね・・・
    男子・・・しっかり伝統を守って下さい。

    下駄やのおじさん
  4. 2013/05/28 13:28
    あああ…耳が痛い…
    うちの息子…キッチンに立たせた事ない箱入り男子(^^;;

    高校生の時の文化祭で「焼きそば」の屋台をした時も、こんな事も出来んのΣ(・□・;)?!ってびっくりされて、もう手伝わなくていいからって言われたって言っていた。その時は、みんな出来るんや~って思ってた程度だったけど…出来んとやばい?
  5. 2013/05/28 13:52
    >亀仙人さんへ
    ほうか、ほら困ったな。台所に虫コナーズ。男子に嫁コナーズ。たんすにゴン。やんすにゴンス(笑)

    >よこちんへ
    奥さんの冷たい視線に「お、お、何いぇい?何か悪いことしたけぇ?」と狼狽する貴君の顔が目に浮かぶようやわ(笑)

    >ゲッティさんへ
    ホントはね、料理したいんですけどね。まじ時間無いんす。ブログも果敢な卵子、いや書かんならんし(笑)

    >キジマルさんへ
    学生時代は完全賄い付きの湖国寮ですけん。シーチキンは魚ですけん、もちろん食べられますよ。

    >hokkorinさんへ
    うちの息子は一人暮らしなので、自炊もしてるみたいですわ。でも彼女できそうな気配も無いし、あんまり関係ないかも(笑)
  6. 2013/05/28 16:54
    家のお婆ちゃんは
    息子がキッチンに立つことを嫌いました
    私が、流産予防で寝てる時旦那が私におにぎりを
    それでも、私が、怒られてました
    一人息子にそんなことさせたことない・・・なんてね
    そんな意味があったなんて初めて知りました
  7. 2013/05/28 18:04
    あちゃー(+_+)
    もう、山の中でそっと暮らしております。

    イケメンさん、甚さんの読んだらどないしよ(^^;)
    6月に、なにもなかったふうに、講習受けてきます(^_^)ゞ(笑)
  8. は〜
    2013/05/28 20:42
    子供の頃は、台所へ入るのを恥ずかしいと思っていました。多分、母親の影響です。
    父親は、うなぎの蒲焼きや今風のこだわりメニューをこなしていましたからね。

    ただ、今にして思えば、父親は男子厨房に入って時々御馳走を作ってくれたけど、毎日毎日三度三度の食事はつくらなかったな。
  9. は〜
    2013/05/28 20:52
    自分のことを書き忘れました。
    我々の学年は20才前後に「男子厨房に入る」方向に変わって行きました。生きて行くためには必要との考えが広まったからです、
    私はワンゲルをやっていて五升鍋を担いで山裾を歩いていましたから、数日分のメニューと材料を持参して毎日三度炊飯をしていました。
    結婚後は、三分の一は私が炊事しました。そうしないと共稼ぎ家庭は欠食になってしまいます。
    今時厨房に入れない無力男子は、いざと言う時にヤバいです。
  10. 2013/05/28 22:14
    >minoriさんへ
    そうでしょうね。昔はそうだったんですもんねぇ。ご主人も本当は料理してみたかったんでしょうね(笑)

    >おかめちゃんへ
    読んだら反省してもらわなこまりますな(笑)。いやいや、あれだけイケメンともてはやされたら悪い気はせんでしょ(笑)

    >は~さんへ
    そうかぁ、やっぱり男の料理教室通わなあかんか。ほんま、時代は変わりまして女が男を料理する時代ですもんね(笑)

    >ケンパパさんへ
    私も洗い物はたま~~~~に手伝います。料理を手伝うより洗い物手伝った方が喜ばれるみたい(笑)

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