油買うもよし、売るもよし。楽しく老いるためのオイル日記

油壺から出たような男

テーマ:曳山・歌舞伎
歌舞伎や文楽など古典芸能を放映する番組がほとんど無くなった昨今ですが、その中でNHK-Eテレ(慣れませんな、これ)で放映中の「にっぽんの芸能 芸能百花繚乱」。檀れいさんが着物姿で登場します。

それはともかく先週の金曜日の放映で、近松門左衛門作「女殺油地獄」の素浄瑠璃が紹介されておりました。素浄瑠璃とは、文楽の人形がなく、大夫と三味線のみで義太夫を演奏するもので、私たちの三役修業塾でも毎年「素浄瑠璃発表会」を行なっております。

放映の翌日、三役塾の稽古に居合わせたFさんがこの放映を話題にされ、「ほんでも、やっぱり素浄瑠璃をずっと見続けるのはきついね~」と。確かに筋もよくわからない芝居で用語も慣れたものではないので、人形なしで大夫さんと三味線さんの顔見てるだけではさすがに飽きて参ります。

この時の演奏は、文楽最高格の「切場語り」の一人である豊竹咲大夫、三味線が鶴澤燕三だったのですが、プロ中のプロでさえこれ、「俺らのへたくそ浄瑠璃なんか聞いてられるわけないわな~」とFさん。

さて「女殺油地獄」とはまた刺激的な題名ですが、放蕩の限りを尽くした油屋(河内屋)の次男与兵衛が借金で身動きが取れなくなり、同業の油屋(豊島屋)の内儀お吉に金を無心し断られたため、彼女を惨殺するというむごたらしいお話。

歌舞伎でも上演されますが、見せ場はお吉を殺す場面で、もみ合う内に油壺が倒れてしまったため、逃げ惑うては転び、追いかけては転じ、油まみれになりながらの殺害といいますから、何ともいえない恐ろしい芝居です。

さて油壺が出てきたところで恒例(?)の問題です。「油壺から出たような男」とは一体どんな男でしょうか?(歌舞伎のことば帖/服部幸雄より)

1.粘着質でしつこい嫌な男
2.二枚目の美男子
3.むごたらしい殺人鬼
4.ハクション大魔王

ちょっと、簡単すぎましたか?

出てこいや~っ!

コメント

  1. 2011/10/24 11:35
    やっぱり、どろどろべちょべちょ?

    そんな例えするんですね〜(笑)
  2. 2011/10/24 14:38
    一番嫌いなタイプの男の例え
    やっぱり油だもん(*_*)
    この油壺上歩けなかった
    怖くて落ちそうで
    夜中になんか出てきそう
    大魔王とか・・・・
  3. 2011/10/24 16:42
    この油壺、ほんとに
    中、誰もいない?
    ままスカートで
    またいだけど。。
  4. 2011/10/24 17:02
    >おかめちゃんへ
    てことは、1番ですか?やっぱりそう思うかぁ。

    >minoriさんへ
    わかりました、minoriさんの一番嫌いなタイプが。正解をお楽しみに(笑)。

    >ままさんへ
    今日はお揃いでご来店ありがとうございました。正直びっくりして動揺しておりました(笑)。壺の中?だから、油壺から出たような男が入ってるって(笑)
  5. 2011/10/24 18:19
    油壺から出たような ってことは、テカテカの顔を想像しますが、どれに該当するのやら。
    新陳代謝が活発で健康的と見るか、いつも汗をかいてる太った人と考えるか・・・ 
    4.は、いつもハンバーグ食べてたから、実は意外とテカってたかも。
    太ってるのは間違いないし、アヤシイ(笑)
  6. ジャミラ
    2011/10/24 20:27
    油壷から出たような男

    油がのってる絶好調男

    もてる男

    消去法で「二枚目の美男子」

    油のイメージアップ
  7. 2011/10/24 21:11
    >じゃじゃこさんへ
    いやほんま、呼んでもないのに(笑)、3人お揃いでおでましありがとうございました。ハクション大魔王と来たか!惜しい!

    >松男さんへ
    ハクション大魔王、いつもハンバーグ食べてたっけ。今日は3人の美女が、しわよせのハンバーグ食べにいったらしい(笑)

    >ジャミラさんへ
    あ、さすがジャミラさん、論理的に来たね(笑)。ファイナルアンサー?
  8. 2011/10/24 22:15
    『1番』

    「水も滴る…」が2枚目なら、「油壺…」は真逆かなぁ〜??と(笑)
  9. 2011/10/24 22:34
    >筍さんへ
    普通はそう思うよね~。油はそういうイメージだもんね。ところが....
  10. 2011/10/24 22:41
    まあ、リアルタイムな話題。
    今日覗いたとこやんか。
    希望は2番の二枚目の美男子がええなぁ~。
    今日はありがとうございました。
    二枚目さんがいてくれてよかったわぁ~。
    後ろ姿は見えたんだけどすぐに奥に入られて
    もじもじしてたら「○山く~ん」と呼んでくれやあたんでなんか面白かったです。
    いつもそう呼ばれてるの?笑
  11. 2011/10/24 22:43
    江戸時代は髷を結う。

    髷を結うには鬢付け『油』を使う。。。




    …もしかしたらもしかすると…(◎o◎)!
  12. 2011/10/24 22:57
    >ゆうこりんさんへ
    そうそう、名前呼ばれた時「誰やねん?」と思いましたがな。むさ苦しい男友達かと思いきや...(笑)。皆さんでご来店ありがとうございました。原価聞いて買うもの決めるところ、さすがですわ(笑)

    いや~、希望が正解ですわ!意外でしょ?

    >筍さんへ
    そうよん、そのもしかよん(笑)。でも、何でなのかしら?「女殺し」の掛詞か?(笑)

  13. よこちん
    2011/10/24 23:38
    むかし映画で見ました。樋口可南子が出ていたやつ。
    お吉とお菊?のエロスがテーマだったような…^^;
    本物は違うんやろな~
    実際にあった話ってのもまたすごいわ。
  14. 2011/10/25 08:59
    >よこちんさんへ
    義兄によりますと、歌舞伎では水に「フエキ糊」を混ぜて油のような状態にするそうです。衣裳の糊付けができて一石二鳥だとか(笑)。一度舞台見てみたいですね。

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