油買うもよし、売るもよし。楽しく老いるためのオイル日記
たぬきとのっぺい
テーマ:よもやま話
2011/03/28 09:19
「たぬきうどん」と聞いて、皆さんはどんなうどんを思い浮かべられます?私の場合は、まるちゃんの緑のたぬきの影響も多少あるのか、下の写真のような天かすうどんが頭に浮かびます。
全国的にもこれが通例のようでして、「たぬきうどん」の名称の由来は、タネ抜きの天ぷら=天かすであることから、「タネヌキ」転じて「タヌキ」となったという説が有力のようです。
ところが、先日新聞を読んでいて発見したのですが、京都で「たぬきうどん」と言えば、刻み油揚げに葛餡をかけて、しょうがを擂ったのをのせたご覧のようなうどんを指し、何とこれが京都のソウルフードであると書かれておりました。
wikipedeiaによりますと、「滋賀県でも同様」などと書かれておりますが、同じ滋賀県でも湖北でそんなこと言う人は居ませんやろ~。このうどん見たら、この辺の人は「きつねのっぺい」と呼ぶに違いありません。
そう、長浜のソウルフード「のっぺいうどん」。紅葉か千本桜か好みは分かれれど、のっぺいうどんが嫌いな方はそんなに居られますまい。
この「のっぺいうどん」の名前の由来は「のっぺい汁」から来ているとよく言われますが、「のっぺい汁」ってこの辺りの郷土料理でもないような気がするので、結びつきが今一つ理解できません。口当たりがのっぺりしてるからというのも後付のようで説得力が弱い。
さて、油揚げと天かすの両方入ったうどんを、「きつね」でも「たぬき」でもない「おばけ」だということで「むじなうどん」と呼ぶんだそうです。小泉八雲の怪談に「ムジナ」という、屋台の蕎麦屋を営んでいるのっぺらぼうが出てきて、多分そこから来ているのだろうと言われているようです。
「のっぺいうどん」というのは油揚げも天かすも入っておりませんので、むじなとは逆の発想で「きつね」でもなく「たぬき」でもない「のっぺらぼう」としたのではないでしょうか。「のっぺらぼううどん」転じて「のっぺいうどん」。そうすると何となく、某店名物のあの巨大なしいたけの様相が名称とマッチしたものに思えてくるのです。
全国的にもこれが通例のようでして、「たぬきうどん」の名称の由来は、タネ抜きの天ぷら=天かすであることから、「タネヌキ」転じて「タヌキ」となったという説が有力のようです。
ところが、先日新聞を読んでいて発見したのですが、京都で「たぬきうどん」と言えば、刻み油揚げに葛餡をかけて、しょうがを擂ったのをのせたご覧のようなうどんを指し、何とこれが京都のソウルフードであると書かれておりました。
wikipedeiaによりますと、「滋賀県でも同様」などと書かれておりますが、同じ滋賀県でも湖北でそんなこと言う人は居ませんやろ~。このうどん見たら、この辺の人は「きつねのっぺい」と呼ぶに違いありません。
そう、長浜のソウルフード「のっぺいうどん」。紅葉か千本桜か好みは分かれれど、のっぺいうどんが嫌いな方はそんなに居られますまい。
この「のっぺいうどん」の名前の由来は「のっぺい汁」から来ているとよく言われますが、「のっぺい汁」ってこの辺りの郷土料理でもないような気がするので、結びつきが今一つ理解できません。口当たりがのっぺりしてるからというのも後付のようで説得力が弱い。
さて、油揚げと天かすの両方入ったうどんを、「きつね」でも「たぬき」でもない「おばけ」だということで「むじなうどん」と呼ぶんだそうです。小泉八雲の怪談に「ムジナ」という、屋台の蕎麦屋を営んでいるのっぺらぼうが出てきて、多分そこから来ているのだろうと言われているようです。
「のっぺいうどん」というのは油揚げも天かすも入っておりませんので、むじなとは逆の発想で「きつね」でもなく「たぬき」でもない「のっぺらぼう」としたのではないでしょうか。「のっぺらぼううどん」転じて「のっぺいうどん」。そうすると何となく、某店名物のあの巨大なしいたけの様相が名称とマッチしたものに思えてくるのです。
コメント
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2011/03/28 11:05専ら、千本桜の方で頂いておりますが、タヌキがのッペイだと思うと、こちらのお店なら、非常にややこしいですな~。 笑
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2011/03/28 15:56>カピパラさんへ
なるほど、千本桜はキツネですもんね。そこからの命名だったのかな、元々は?
>よこっぺさんへ
私も特に冬は時々のっぺいが無性に食べたくなります。京都のタヌキがこんなんだとは露知らず。私も今度ぜひ食べてみようと思っています。 -
2011/03/28 20:09のっぺい大好きです^^わたしの実家の近くの某店支店には大きいしいたけが入っていませんので大椎茸のっぺいを初めて食べた時はある意味カルチャーショックでした^^
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2011/03/28 20:14出汁は千本桜のほうが好み(*^^*)
たま~に巨大伊香椎茸が恋しくまります…(笑)
私の両親は県外出身者のためか、「あんかけうどん」で慣れ浸しんでいます。いまでも「のっぺい」の響きには違和感を覚えます^^;
最初の写真は、「天かすうどん=たぬき」
残り3枚の写真は、「のっぺい≠あんかけ」(笑) -
2011/03/28 20:26私は高校時代近江八幡におりまして、あんかけうどんをそのまま〝あんかけ〟、椎茸の入ったうどんを〝しっぽく〟と呼んでおり、たぬきは天かす入りでした。でも子どもの頃はたぬきは油揚げを炊いたものであると教えられた記憶があります。場所によっては油揚げの入っているうどんがきつねで、蕎麦がたぬきってところもあるそうです。のっぺいは地元に帰ってきてから知った次第です。
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2011/03/28 22:05>スエヒロさんへ
大椎茸は本店さん独自のようですね。私もでっかいのは苦手だなあ。どんこがいいです(笑)
>筍さんへ
やはり、あんかけうどんが一般的ですよね。今度、京都のたぬきうどん食ったらレポートいたしましょう。
>ていくさんへ
しっぽくというのは「あんなしのっぺい」ですよね。で、八幡ではあんかけは「あんかけ」?wikipedeiaで滋賀っていうのは、大津と草津だけのことなんかい?まあ、あり得ることだけど(笑) -
ニルモン2011/03/28 22:16湖国寮時代、近くに日吉屋というお蕎麦屋さんがあり、のっぺいうどんと頼んだら「何それ?」でした。説明すると、「なんだ、あんかけね!あいよ!作ったげるからね」というお言葉。作ってくれた親父さんには申しわけ無いのですが、出汁がカツオ出汁でした。のっぺいはやっぱり椎茸と昆布ダシ?しっぽくはなんでそう言うん?
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2011/03/28 23:02>ニルモンさんへ
日吉屋ってどこやったっけ?長良川、赤い実、ポニーとかしか出てこん。そういえば菅さんが首相になった時に「上床(うわとこ)」という喫茶店のママが頻繁にテレビに出てきましたけど、あそこ何回か行きましたわ。しっぽくの由来かぁ、今度ネタにしようっと。