う米

テーマ:言葉・漢字
ついに、我家でも吾一さんの新米を口にできる日がやって参りました。「もったいないから」と言ってなかなか炊いてくれない妻でしたが、「そのうち古米になるぞ!」と脅しましたら、やっと...。

茶碗につがれるのを待ちきれなくて、手のひらにのっけて塩かけて
 あつっ!、あっつぅ~
では、いただきます。う~ん、う゛ま゛い!日本人に生れた喜びを頭のてっぺんから爪先まで体中で感じられる瞬間です。

昨年は11月の中頃に新米を初めて食べた記録がブログに残っておりますが、今年はこれよりも2ヶ月以上早く頂くことができました。これも吾一さん&ままさんのおかげです。本当にありがとうございました。

さて昨年のブログでは「新米」の別の意味について書きましたが、今年は「新米」の「新」という字と「米」という字の由来について...。

まず「新」という字ですが、部首は右側の旁(つくり)の方で「斤(おのづくり)」と言うんだそうです。で、左側の「立木」を縦にした字は「辛+木」に分解されるのですが、「辛」は鋭い刃物を描いた象形文字なので、「木を切ること」を意味するそうです。

なので「新」は「斤(おの)」でバッサリとやったばかりの「切りたての木」、転じて「なまなましい」という意味となるわけでございます。

一方、「米」は+(プラス)印の四方に点々と小さなこめつぶの散った形を描いた象形文字。「×」の部分は米粒そのものを表していたんですね。でも、そういう意味では「※(こめじるし)」の方が、はるかに漢字の原型に近いんですね。

そう言えば、新米を頂戴した吾一さんところは「米原市」。まさに「米の原」からの贈り物なんですね~、と思いましたら、「米原(まいばら)」の地名の由来は、江戸時代以前は葦が茂る野原で「迷いヶ原(まよいがはら)」と呼ばれたことから来ているとか。

吾一さんは、3年後の26倍パワーを目指して、迷わずに農魂道をまい進して下さいね。おいしいお米をありがとう。




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