六地蔵

テーマ:よもやま話
昨日は、妻と息子とお墓参りへ行きました。我家のお墓は三ツ矢元町の梨ノ木墓地にありまして、ちょうど六地蔵さんの真裏に位置しております。

自分ところのお墓に花とお供え物、線香をあげお参りした後、六地蔵さんにもろうそくをあげます。さて、六地蔵、六地蔵、と口にはいたしますが、なぜ6体いらっしゃるのか考えたことがありませんでした。ブログを書いてなかったら、そのまま考えないまま終わっていたかもしれません。

「全ての生命は6つの世界に生まれ変わりを繰返す」という、仏教の六道輪廻の思想に基づき、六道のそれぞれを6種の地蔵が救うとする説から生まれたものだそうです。六道それぞれに対応する地蔵菩薩は次のとおり(異説あり)

 地獄道 - 檀陀(だんだ)地蔵      
 餓鬼道 - 宝珠(ほうじゅ)地蔵
 畜生道 - 宝印(ほういん)地蔵     
 修羅道 - 持地(じじ)地蔵
 人間道 - 除蓋障(じょがいしょう)地蔵
 天道   - 日光(にっこう)地蔵

それぞれ、蓮華、錫杖、香炉、幢、数珠、宝珠などを持物としますが、持物と呼称は必ずしも統一されていないそうであります。そう言えば、梨ノ木墓地の六地蔵さんも、向かって一番右側のお地蔵さんが錫杖を持っていらっしゃる感じですが、他は赤い前掛けに隠れて何をお持ちか定かではありません。

さて、地蔵菩薩はサンスクリット語では「クシティ・ガルバ」といい、「クシティ」は「大地」、「ガルバ」は「子宮・胎内」を意味するんだそうです。「地蔵」には、大地や母のように子どもや生命を優しく包み込むような意味が込められているんですね。

「最も弱い立場の人々を最優先で救済する」菩薩として絶大なる信仰を得ているお地蔵さん。何だかんだ言っても、政治もこれが基本じゃないかな。



(追記)
この後、ジャスコに行った妻が、買物の後、何気なく列に並んでくじを引いたら「大当たり~、本日のお買物が無料になりま~す」ということに。お地蔵さまありがとうございました。でもその人は最も弱い立場の人じゃないんです...(笑)。

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