大麻所持

テーマ:言葉・漢字
「あの家では神棚の中に大麻入れてや~るで」

こんなこと聞いたら、あなたはどう思われます?「やばいんじゃないの」とか「えっ、そこに隠してるってこと?」と思いますよね。


でも、うちの神棚にも入っているんですよ

じゃなくてこの大麻
「何や御札やん」と思うなかれ。この神符は「神宮大麻」というのが正式名称でありまして、元々麻が、神事で行なう罪科穢れを祓う道具(御幣、ぬさ)として用いられたことから、やがて伊勢神宮等で授けられる神符を「大麻」と称するようになったそうです。

さて、朝日新聞の記事によると、大麻は麻薬というイメージが定着してしまったのを嘆く神社庁関係者が、「大麻取締法」の名前を変えてほしいと声を上げ始めたそうです。

記事にもある通り、「大麻」を広辞苑で引くと、まず「伊勢神宮および諸社から授与するお札」の意とあり、麻薬としての説明は4番目に挙がっているし、大辞泉でも最初は「幣を敬っていう語」で2番目が「伊勢神宮などで授ける神符」とこちらが、麻薬よりも先に出て参ります。

そもそも、今でこそ日本には大麻取締法という厳しい法律があり様々な規制がありますが、戦前までは麻が農家や一般家庭の庭先に生えていたそうで、麻自体が日本の伝統文化や神道の世界から切り離せないものだったというわけですな。首相からして麻生さんですもんね。

ちなみに、師走は誰が走る?っていう問題がよく出され、諸説あるようですが、御師(おんし、おし)と呼ばれる「お伊勢参りのガイド」が神宮大麻を年末に配り歩いた、のが語源という説もあるようです。

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