マルセイに二重丸
テーマ:よもやま話
2009/08/13 09:06
朝日新聞の読者アンケートで「日本一の手みやげ」として、「六花亭・マルセイバターサンド」が選ばれたという記事を目にいたしました。回答総数約8800人のうち、実に4人に1人が当菓を選んだようです。3年前の日経のアンケートでも「もらってうれしい菓子のおみやげ」ランキングの第2位に選ばれています。
このお菓子、生地をこねる工程から、箱詰めまで手作業で行なわれているんだそうです。さらに「サクサクした食感」が命と、今でもビスケットの厚さをミリ単位で変えているそうです。「十勝に住む人には農耕で暮らしてきた気質があり、お菓子づくりには適している」とかで、粘り強い根気のある人材が集められるといいます。
さぞかし、みんな重労働に耐えてるんだろうな、と思いました。ところが....、たまたま日経新聞も同社の労働条件を扱った記事を掲載しておりまして、何とこの会社、20年連続でパートを含む全従業員が有給休暇を100%消化しているんだそうです。全国平均は47%なんだそうですが、当社など恥ずかしくて公言もできません。
手作業が中心ですから発売(1977年)当初は残業も多かったようですが、生産効率の改善などで時短をなしとげ、さらに「表彰制度」「長期休暇制度」を設け、従業員が6人以上で旅行する場合、1人20万円まで旅費を補助するとか。ちなみに初任給も上場企業並みの水準だそうです。
「社員一人一人が心身ともに健康でなければ、おいしい菓子はつくれない」という理念の下に、1989年に小田社長が有休完全取得の大号令をかけた、と日経には書かれておりましたが、一方朝日には同社の非拡大路線のことが記されておりました。
マルセイバターサンドを作っているのは中礼内村の工場だけで生産拠点を増やす計画はないそうです。拡大路線をとらないのは「北海道の菓子であること」へのこだわり。
「身の丈といういうものがあります。土地への思いを減らしてまで利益を追求するつもりはない」と小田社長。ある意味、地域企業の理想的な姿をここに見るような気がいたしました。
このお菓子、生地をこねる工程から、箱詰めまで手作業で行なわれているんだそうです。さらに「サクサクした食感」が命と、今でもビスケットの厚さをミリ単位で変えているそうです。「十勝に住む人には農耕で暮らしてきた気質があり、お菓子づくりには適している」とかで、粘り強い根気のある人材が集められるといいます。
さぞかし、みんな重労働に耐えてるんだろうな、と思いました。ところが....、たまたま日経新聞も同社の労働条件を扱った記事を掲載しておりまして、何とこの会社、20年連続でパートを含む全従業員が有給休暇を100%消化しているんだそうです。全国平均は47%なんだそうですが、当社など恥ずかしくて公言もできません。
手作業が中心ですから発売(1977年)当初は残業も多かったようですが、生産効率の改善などで時短をなしとげ、さらに「表彰制度」「長期休暇制度」を設け、従業員が6人以上で旅行する場合、1人20万円まで旅費を補助するとか。ちなみに初任給も上場企業並みの水準だそうです。
「社員一人一人が心身ともに健康でなければ、おいしい菓子はつくれない」という理念の下に、1989年に小田社長が有休完全取得の大号令をかけた、と日経には書かれておりましたが、一方朝日には同社の非拡大路線のことが記されておりました。
マルセイバターサンドを作っているのは中礼内村の工場だけで生産拠点を増やす計画はないそうです。拡大路線をとらないのは「北海道の菓子であること」へのこだわり。
「身の丈といういうものがあります。土地への思いを減らしてまで利益を追求するつもりはない」と小田社長。ある意味、地域企業の理想的な姿をここに見るような気がいたしました。