生まれ変わり

テーマ:よもやま話
今日は息子の17回目の誕生日であります。息子は父が亡くなってから5ヵ月後に生まれましたので、「おじいちゃん」の顔は写真でしか知りません。しかし生まれる前から性別がわかっておりましたので、病床の父も男の子ができたことをとても喜んでくれた覚えがあります。

実は父の誕生日は5月12日、すなわち一昨日なのですが、まさにその日に一度陣痛らしきものが発生し、妻を病院に連れて行きました。母が「これは○○さん(父)の生まれ変わりに違いない」と大そう興奮し、仏壇の前で手を合わせていたのを思い出します。

この時の陣痛はほどなく治まり、妻は一度帰宅しましたが、2日後の14日に再び陣痛が始まりまして、無事誕生と相成ったわけでございます。父と誕生日が同一というわけには参りませんでしたが、「2日遠慮して生まれて来るあたりが、謙虚なおじいさんと一緒や」と母はやはり生まれ変わりと信じきっているようでありました。

息子には父の名前をとって「○太郎」と名付けました。彼が自分の名前をすこぶる気に入ってくれているのは、親としては本当に有難いことだと思いますが、ネットで見つけた生まれ変わりメーカーというので、息子の生まれ変わり遍歴を調べてみると、

クラゲ → 病弱な縄文人 → 泣き虫な商人 → カメ → 息子

と出てまいりました。泣き虫な商人って親父のことかい? てことは、父が亡くなってから人間としてこの世に生まれ出るまでの間はどうやらカメだったようですね。(おかげさまで今は陸上部で結構足速いみたいです)


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