高速どうよ
テーマ:石油
2008/09/05 09:21
知人の話やコブログの投稿記事を見ていて、今夏は伊勢・鳥羽方面へ出かけた人が多いな、という印象を持ちました。船浅さんのブログに触発されて急に神道に目覚めたわけでもないでしょうし、赤福販売停止の反動とも思えません。
どうやら第二名神の一部開通がその大きな要因だと思われます。草津から亀山が高速で結ばれた事により、名神-第二名神-伊勢自動車道と高速道路で伊勢まで到達する事ができるようになりました。これまでは養老周りか鈴鹿越えだったわけで、実際の距離以上に伊勢は遠く感じられていました。大津や京都からも時間距離が短縮されたわけで、伊勢・鳥羽は近畿からの観光客が増加したに相違ありません。
私は但馬地方に車で行きましたが、同様に実際の距離以上に遠いと感じる所です。時間的に早いのは名神・中国・播但と高速道路を乗り継いでゆく南回りでしょうが、高速料金が高くつくので湖西から小浜に出て福知山まで舞鶴若狭道を使い、後は下道で行きました。距離は南回りより50kmほど短いので思ったより時間はかかりませんでしたが、やはり下道を走るのは疲れます。
高速道路はもうこれ以上要らないという風潮が支配的になりつつあります。実際テレビなどでほとんど通行のない北海道や東北の高速道路をいやというほど見せられると全国的にそうなのかと感じてしまうし、人相の悪い道路族の有力政治家たちは格好の悪役にまつりあげられてしまいます。
考えてみると地方に高速がこれ以上不要なのは、おそらく東京圏に住む都会住民にとってのことであり、彼らの利害が国民全体の利害のように扱われているような気がします。近畿圏だけでも紀伊半島や日本海側など、ここには高速道路があってもいいでしょうに、と思うところがいくつかあります。
塩野七生さんが「ローマ人の物語Ⅹ-すべての道はローマに通ず」に書いておられるように、ローマの繁栄はインフラ、特に道路の完備によってもたらされたものであり、現在の道路網もほぼこれが踏襲されている。つまり道路整備は現役世代だけが利益を得て、将来世代に負担だけをおしつけるような代物では決してないのだと。いずれにせよ「道路=悪、福祉=善」といった二元論に陥らないようにしたいものです。
*なお、これはガソリンを売りたいがための意見かもしれません。お気をつけ下さい。
-自分を客観的に見ている自分より
どうやら第二名神の一部開通がその大きな要因だと思われます。草津から亀山が高速で結ばれた事により、名神-第二名神-伊勢自動車道と高速道路で伊勢まで到達する事ができるようになりました。これまでは養老周りか鈴鹿越えだったわけで、実際の距離以上に伊勢は遠く感じられていました。大津や京都からも時間距離が短縮されたわけで、伊勢・鳥羽は近畿からの観光客が増加したに相違ありません。
私は但馬地方に車で行きましたが、同様に実際の距離以上に遠いと感じる所です。時間的に早いのは名神・中国・播但と高速道路を乗り継いでゆく南回りでしょうが、高速料金が高くつくので湖西から小浜に出て福知山まで舞鶴若狭道を使い、後は下道で行きました。距離は南回りより50kmほど短いので思ったより時間はかかりませんでしたが、やはり下道を走るのは疲れます。
高速道路はもうこれ以上要らないという風潮が支配的になりつつあります。実際テレビなどでほとんど通行のない北海道や東北の高速道路をいやというほど見せられると全国的にそうなのかと感じてしまうし、人相の悪い道路族の有力政治家たちは格好の悪役にまつりあげられてしまいます。
考えてみると地方に高速がこれ以上不要なのは、おそらく東京圏に住む都会住民にとってのことであり、彼らの利害が国民全体の利害のように扱われているような気がします。近畿圏だけでも紀伊半島や日本海側など、ここには高速道路があってもいいでしょうに、と思うところがいくつかあります。
塩野七生さんが「ローマ人の物語Ⅹ-すべての道はローマに通ず」に書いておられるように、ローマの繁栄はインフラ、特に道路の完備によってもたらされたものであり、現在の道路網もほぼこれが踏襲されている。つまり道路整備は現役世代だけが利益を得て、将来世代に負担だけをおしつけるような代物では決してないのだと。いずれにせよ「道路=悪、福祉=善」といった二元論に陥らないようにしたいものです。
*なお、これはガソリンを売りたいがための意見かもしれません。お気をつけ下さい。
-自分を客観的に見ている自分より
国と家庭は似ていないか?
テーマ:政治
2008/09/04 09:01
福田首相が辞任されました。「投げ出し」「党利党略」「無責任」いずれもその通りでありましょう。私は福田さんのファンでしたので、思いはひとしおなのですが、好き嫌いは別にして、政治家に対する昨今のメディアそして評論家もどきの輩の態度には不快感を禁じ得ません。
戦後、女性と靴下は強くなったなどと一昔前には言われたものでしたが、昨今強くなったと言えるのはメディア(マスコミ)の力であり、第4の権力などとも称されるようになりました。そこで実に安直な連想であり反論があることは承知の上で、現代における国家と家庭の姿の相似について述べてみたいと思います。(我家そして皆さんの家庭にはあてはまらないであろうと信じますが)
政府=父親、メディア=母親、国民=子どもと仮定すると、実に似通った姿が浮かび上がってくるのです。政府いや政治全体といってもいいでしょうが、往時と比較するとふがいなさは一目瞭然でありましょう。家庭における父親の権威というものも昔と比較すると地に落ちていると言っても過言ではないでしょう。
これに比較して女性(母親)とメディアの地位と影響力は格段に大きくなっているのではないでしょうか。女性(マスコミ)は男性(政府)がふがいなくなったからだ、と言うでありましょう。かつてのような言論(女性)への弾圧が国(家庭)を誤らせるといった主張もありましょう。
しかし、子ども(国民)の前で母親(メディア)が必要以上に父親(政府)を無能呼ばわりし、無責任な批判を繰返した場合、子ども(国民)はまともに家庭(国家)に対する誇りと一家の大黒柱である父親(政府)に対する信頼と尊敬を保つ事ができるでありましょうか。
政府そしてお父さん達は自信をなくしています。家庭の中でお母さんや子どもに父親が馬鹿にされているのを見て隣あるいは親戚の家は何と思うでしょうか。国同士の関係とて同じです。必要な批判はすべきでしょう。しかし場当たり的で馬鹿にすることを目的としたようなあげつらいは、この辺で終りにすべきではないでしょうか。
昨日のブログで「輪袈裟」のことを書きました。袈裟は何枚ものボロ布を縫い合わせてつくったものが尊く、その縫い合わせた形が田んぼに似ている事から「福田衣」とも呼ばれるそうです。「ふくだころも」ではなく「ふくでんえ」と読むそうですが、いずれにせよ病気の安倍前総理の後の尻拭い役に回りボロボロになった福田さん、本当にご苦労様でした。
戦後、女性と靴下は強くなったなどと一昔前には言われたものでしたが、昨今強くなったと言えるのはメディア(マスコミ)の力であり、第4の権力などとも称されるようになりました。そこで実に安直な連想であり反論があることは承知の上で、現代における国家と家庭の姿の相似について述べてみたいと思います。(我家そして皆さんの家庭にはあてはまらないであろうと信じますが)
政府=父親、メディア=母親、国民=子どもと仮定すると、実に似通った姿が浮かび上がってくるのです。政府いや政治全体といってもいいでしょうが、往時と比較するとふがいなさは一目瞭然でありましょう。家庭における父親の権威というものも昔と比較すると地に落ちていると言っても過言ではないでしょう。
これに比較して女性(母親)とメディアの地位と影響力は格段に大きくなっているのではないでしょうか。女性(マスコミ)は男性(政府)がふがいなくなったからだ、と言うでありましょう。かつてのような言論(女性)への弾圧が国(家庭)を誤らせるといった主張もありましょう。
しかし、子ども(国民)の前で母親(メディア)が必要以上に父親(政府)を無能呼ばわりし、無責任な批判を繰返した場合、子ども(国民)はまともに家庭(国家)に対する誇りと一家の大黒柱である父親(政府)に対する信頼と尊敬を保つ事ができるでありましょうか。
政府そしてお父さん達は自信をなくしています。家庭の中でお母さんや子どもに父親が馬鹿にされているのを見て隣あるいは親戚の家は何と思うでしょうか。国同士の関係とて同じです。必要な批判はすべきでしょう。しかし場当たり的で馬鹿にすることを目的としたようなあげつらいは、この辺で終りにすべきではないでしょうか。
昨日のブログで「輪袈裟」のことを書きました。袈裟は何枚ものボロ布を縫い合わせてつくったものが尊く、その縫い合わせた形が田んぼに似ている事から「福田衣」とも呼ばれるそうです。「ふくだころも」ではなく「ふくでんえ」と読むそうですが、いずれにせよ病気の安倍前総理の後の尻拭い役に回りボロボロになった福田さん、本当にご苦労様でした。
クールボズ
テーマ:よもやま話
2008/09/03 08:58
昨日は親戚の一周忌の法要にお参りさせていただきました。不謹慎なことを申しますが、夏の暑い時期は突発事故も起こりやすく、また猛暑に続く残暑こそが病人にとって最もこたえるのだとも言われます。残念ながらご不幸の回数も自然と多くなるようです。
昨今は葬儀が斎場で行われることが多くなったため、参列者にとっては気候条件をさほど気にする必要はなくなりましたが、在の方では、隣近所との互助的絆も強く、自宅から出してあげたいという遺族の思いも強いのか自宅葬が維持されているように思います。
先日の友人の葬儀はまさにそれで盆の炎天下の元行なわれました。参列者も多かった為日陰が領域不足となり、多くの方は強いひざしをまともに受けながら、礼服黒装束でのサウナ状態でありました。
そんな中で、何人かの方々は「輪袈裟(わげさ)」と称する仏式首飾りをかけて涼しげな様子で参列されておりました。今まで輪袈裟のことをさほど意識した事はなかった(いや実はダサイなと思っていた)のですが、仏教ではこれをすれば「平服でも葬儀で失礼でない」とされているようであります。
見た所、輪袈裟着用者にも三段階あるようでして、まず最もフォーマルに近いのが「スーツ+黒ネクタイ+輪袈裟」。これは暑さ対策としては黒色でないという利点がございます。続いて第2段階が「半袖ワイシャツ+黒ネクタイ+輪袈裟」、これはサラリーマンでいうと従来のサマースタイル。そして究極は「半袖ワイシャツ+輪袈裟」でもちろんノーネクタイ。
仏教は環境問題も先取りしておるようです。もともと袈裟自体も「糞掃衣(ふんぞうえ)」と言って「いらなくなったものを生かして活用して作られた袈裟こそが仏法においては一番価値のある袈裟となる」のだそうです。
葬儀版クールビズ、いやビジネスじゃないし...。私は何となくこのスタイルを「クールボズ(COOL-BOZ)」と名付けたくなりました。
昨今は葬儀が斎場で行われることが多くなったため、参列者にとっては気候条件をさほど気にする必要はなくなりましたが、在の方では、隣近所との互助的絆も強く、自宅から出してあげたいという遺族の思いも強いのか自宅葬が維持されているように思います。
先日の友人の葬儀はまさにそれで盆の炎天下の元行なわれました。参列者も多かった為日陰が領域不足となり、多くの方は強いひざしをまともに受けながら、礼服黒装束でのサウナ状態でありました。
そんな中で、何人かの方々は「輪袈裟(わげさ)」と称する仏式首飾りをかけて涼しげな様子で参列されておりました。今まで輪袈裟のことをさほど意識した事はなかった(いや実はダサイなと思っていた)のですが、仏教ではこれをすれば「平服でも葬儀で失礼でない」とされているようであります。
見た所、輪袈裟着用者にも三段階あるようでして、まず最もフォーマルに近いのが「スーツ+黒ネクタイ+輪袈裟」。これは暑さ対策としては黒色でないという利点がございます。続いて第2段階が「半袖ワイシャツ+黒ネクタイ+輪袈裟」、これはサラリーマンでいうと従来のサマースタイル。そして究極は「半袖ワイシャツ+輪袈裟」でもちろんノーネクタイ。
仏教は環境問題も先取りしておるようです。もともと袈裟自体も「糞掃衣(ふんぞうえ)」と言って「いらなくなったものを生かして活用して作られた袈裟こそが仏法においては一番価値のある袈裟となる」のだそうです。
葬儀版クールビズ、いやビジネスじゃないし...。私は何となくこのスタイルを「クールボズ(COOL-BOZ)」と名付けたくなりました。
へんなかんじ
テーマ:言葉・漢字
2008/09/02 09:30
行って参りました、速水伊豆神社八朔大祭。幡母衣(ばんばら)行列は昭和63年9月1日以来20年ぶりとの事で、一帯は多くの見物客で賑わっておりました。
私の娘は、まさに20年前のその日に生まれました。つまり昨日20歳になったわけです。確か8月22日が予定日だったのに、なかなか出て来なくて、10日ほど遅れて「震災記念日」に生まれました。当時東京に居たのですが、生まれた病院が何と「虎ノ門病院」。ちょっと格好いいですよね。
あまり書くと嫁のもらい手がなくなるので書きませんが、震災記念日が誕生日にふさわしい娘ですわ。じっとしておりません、ばんばら娘です。とにかく成人したというのが実感がわかず、何か「へんな感じ」です。
その娘が夏休みでついこの間まで帰省しておりましたが、「おとんにお土産!」と本を買って来てくれました。何やら見たことのない漢字がいっぱい書かれております。
いつまでも子どもだと思っていたのですが
態度がでかいとおこられて
母親の気も知らず
しかられるとこんな顔して
してないで
見つけろよ
本の名は「漢和辞典に載っているヘンな漢字」でした。(なお実際の意味は異なります)
私の娘は、まさに20年前のその日に生まれました。つまり昨日20歳になったわけです。確か8月22日が予定日だったのに、なかなか出て来なくて、10日ほど遅れて「震災記念日」に生まれました。当時東京に居たのですが、生まれた病院が何と「虎ノ門病院」。ちょっと格好いいですよね。
あまり書くと嫁のもらい手がなくなるので書きませんが、震災記念日が誕生日にふさわしい娘ですわ。じっとしておりません、ばんばら娘です。とにかく成人したというのが実感がわかず、何か「へんな感じ」です。
その娘が夏休みでついこの間まで帰省しておりましたが、「おとんにお土産!」と本を買って来てくれました。何やら見たことのない漢字がいっぱい書かれております。
いつまでも子どもだと思っていたのですが
態度がでかいとおこられて
母親の気も知らず
しかられるとこんな顔して
してないで
見つけろよ
本の名は「漢和辞典に載っているヘンな漢字」でした。(なお実際の意味は異なります)
週末の食卓(3)
テーマ:週末の食卓
2008/09/01 09:06
(その1)
NHK大河ドラマ「篤姫」を見ながら
母 「でんしょういんってだれや?」
私 「伝承委員は僕やがな」
母 「あほ、篤姫の話や」
妻 「お母さん、天璋院ですわ、それ。て・ん・しょう・いんですわ」
若者は楽天が好き、とっしょりは濁点が好き
(その2)
オリンピック体操個人総合で内村航平が銀メダルを取った数日後、甥で同名の「こうへい」君(母の孫)が当家に挨拶にきた日の晩のこと
母 「うちのこうへいは野菜を全然食べんのやてよ」
妻 「そんなことありませんよ、こうちゃん野菜大好きですよ」
母 「いやあ、テレビで言うてやったで」
妻&私 「?????」
息子 「内野でなくて内村こうへいやろ、おばあちゃん」
まぎらわしい時期にまぎらわしい名前
NHK大河ドラマ「篤姫」を見ながら
母 「でんしょういんってだれや?」
私 「伝承委員は僕やがな」
母 「あほ、篤姫の話や」
妻 「お母さん、天璋院ですわ、それ。て・ん・しょう・いんですわ」
若者は楽天が好き、とっしょりは濁点が好き
(その2)
オリンピック体操個人総合で内村航平が銀メダルを取った数日後、甥で同名の「こうへい」君(母の孫)が当家に挨拶にきた日の晩のこと
母 「うちのこうへいは野菜を全然食べんのやてよ」
妻 「そんなことありませんよ、こうちゃん野菜大好きですよ」
母 「いやあ、テレビで言うてやったで」
妻&私 「?????」
息子 「内野でなくて内村こうへいやろ、おばあちゃん」
まぎらわしい時期にまぎらわしい名前