お月見保険

テーマ:保険・金融
今宵は中秋の名月であります。毎年9月15日がその日だと子どもの頃は思っておりましたが、旧暦の8月15日ですから、現在では毎年日が変る事になり、今年は9月14日、昨年は9月25日で来年は10月3日だそうです。

さて何で「月」は「つき」って言うのかって思ったことありませんか?ちゃんと調べている人がいるんですね、こういうこと。月の語源はいくつか説があって、
1.明るさが太陽の次だから「つぎ」の意味とする説
2.一月に一度欠けてしまうことから光が「尽き」るという意味とする説
3.うさぎが餅を「搗いている」という説
があるそうです。

ラテン語で月は「ルナ(luna)」といいますが、ここから派生した英語のlunatic(ルナティック)には「狂人」や「精神異常の」という意味もあります。ラテン語で「月に影響された」の意があり、昔は月から発する霊気に当たると気が狂うとされたことからだそうです。

月を見ると狼男になるという例の話もその類でありましょうか。「神霊が乗り移った状態」を表す日本語の「憑く」も月に由来するのでしょうか。運がいい場合の「ツキ」も月なのでしょうか。こうなると「つき」がつく言葉は全部月の親戚かい、と思えてまいります。

さて、この時期は台風シーズンで、秋の長雨の時期にもかかりますので晴天率が低く、江戸時代の書物には「中秋の名月、十年に九年は見えず」という記述もあるそうです。ということで、今宵も見えないかもしれないので、お月見保険(のれん)を掛けてみました。

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