国と家庭は似ていないか?

テーマ:政治
福田首相が辞任されました。「投げ出し」「党利党略」「無責任」いずれもその通りでありましょう。私は福田さんのファンでしたので、思いはひとしおなのですが、好き嫌いは別にして、政治家に対する昨今のメディアそして評論家もどきの輩の態度には不快感を禁じ得ません。

戦後、女性と靴下は強くなったなどと一昔前には言われたものでしたが、昨今強くなったと言えるのはメディア(マスコミ)の力であり、第4の権力などとも称されるようになりました。そこで実に安直な連想であり反論があることは承知の上で、現代における国家と家庭の姿の相似について述べてみたいと思います。(我家そして皆さんの家庭にはあてはまらないであろうと信じますが)

政府=父親、メディア=母親、国民=子どもと仮定すると、実に似通った姿が浮かび上がってくるのです。政府いや政治全体といってもいいでしょうが、往時と比較するとふがいなさは一目瞭然でありましょう。家庭における父親の権威というものも昔と比較すると地に落ちていると言っても過言ではないでしょう。

これに比較して女性(母親)とメディアの地位と影響力は格段に大きくなっているのではないでしょうか。女性(マスコミ)は男性(政府)がふがいなくなったからだ、と言うでありましょう。かつてのような言論(女性)への弾圧が国(家庭)を誤らせるといった主張もありましょう。

しかし、子ども(国民)の前で母親(メディア)が必要以上に父親(政府)を無能呼ばわりし、無責任な批判を繰返した場合、子ども(国民)はまともに家庭(国家)に対する誇りと一家の大黒柱である父親(政府)に対する信頼と尊敬を保つ事ができるでありましょうか。

政府そしてお父さん達は自信をなくしています。家庭の中でお母さんや子どもに父親が馬鹿にされているのを見て隣あるいは親戚の家は何と思うでしょうか。国同士の関係とて同じです。必要な批判はすべきでしょう。しかし場当たり的で馬鹿にすることを目的としたようなあげつらいは、この辺で終りにすべきではないでしょうか。

昨日のブログで「輪袈裟」のことを書きました。袈裟は何枚ものボロ布を縫い合わせてつくったものが尊く、その縫い合わせた形が田んぼに似ている事から「福田衣」とも呼ばれるそうです。「ふくだころも」ではなく「ふくでんえ」と読むそうですが、いずれにせよ病気の安倍前総理の後の尻拭い役に回りボロボロになった福田さん、本当にご苦労様でした。



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