蒙御免(ごめんこうむる)

テーマ:スポーツ
5/13のブログでご紹介いたしましたが、名古屋の叔父から毎場所前に大相撲の番付が送られて参りまして、場所の期間中店内に掲示させていただいております。

さて、今秋場所の番付はご覧の通りいつもと様子が異なりますが、おわかりでしょうか?写真は東の上位力士のものなのですが、ちょうど岩木山と北勝力の間が空白となっております。これは大麻所持で逮捕解雇となった若ノ鵬を前頭八枚目から削除したからであります。

ちなみに同じく解雇されました露鵬、白露山の兄弟につきましては、処分が番付発表後であったため削除はされておりません。番付の空白は、時津風部屋の傷害致死事件を巡って現役を引退、部屋を継承した昨年九州場所の時津海以来ということで、不祥事が続く大相撲を象徴いたしております。

ところで、番付の中央上部には「蒙御免」と大きく書かれておりますが、これは何を意味するものでしょうか?起源は江戸時代にまで遡ります。貞享元年(1684)にそれまで幕府によって禁じられていた勧進相撲が、寺社奉行の許可があれば興行が認められるようになったそうです。

勧進相撲が寺社奉行から許可を得たことを示すのが「御免(ごめん)」で、勧進相撲が開かれる会場の付近に「蒙御免(ごめんこうむる)」と書かれた「御免札」が立てられていたそうで、番付にその名残が見られるというわけです。

しかし、こう不祥事が続きますと「蒙御免」の文字が、相撲協会の「御免してね」というお詫びに見えてしまいますし、こちらからするとそんなことは「御免蒙る」と拒否反応を示したくなります。そういえば最近の番付には「モンゴル」の文字がやたら目立ちます。そろそろ「蒙古御免」と言いたくなりますね。





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