油甚外伝
テーマ:油甚本店
2008/08/11 09:19
7/23の琴古主さんのブログにありましたように、昨日午前10時過ぎからNHKの直前朝ドラ「ちりとてちん」外伝「まいご3兄弟」が放映されました。
それまでもBSで何度か放映されたのですが、見る機会を逸し、昨日が最後のチャンス。生憎スタンドの日曜当番の為、お客さんがいらっしゃる度に中断でしたが、話の大筋はつかめましたし、安曇川が舞台になったりと楽しく鑑賞いたしました。
この「ちりとてちん」、視聴率は過去最低に近いほど低かったのですが、その一方見ていた人たちの満足度が異常に高かったという特異な番組でした。「ちゅらさん」という朝ドラも人気があったため何度か続編が企画されましたが、「ちりとてちん」は続編ではなく「外伝」として登場いたしました。
さて「外伝」とは一体何なのか?大辞林には「正史の列伝にもれた伝記や逸話を集めて書いた伝記」と定義されていますが、現代においては、「主となる作品に対して、その物語に直接影響しない裏話や逸話として派生した作品を指す言葉」として広く使われているようです。
忠臣蔵にもいわゆる「義士外伝」がいくつかあり、曳山歌舞伎でも時々演じられますが、私の幼い頃には「カムイ外伝」という漫画があり、話の内容は覚えてないけど「ひーとり、ひーとりカムイ~」という寂しげな主題歌だけは頭に残っています。あれも、元々「カムイ伝」があっての「外伝」だということを改めて知った次第です。
主体となる伝記は、外伝に対して「本伝」と呼ばれているようなのですが、このブログの内容はいつも「油甚外伝」だなァ。
それまでもBSで何度か放映されたのですが、見る機会を逸し、昨日が最後のチャンス。生憎スタンドの日曜当番の為、お客さんがいらっしゃる度に中断でしたが、話の大筋はつかめましたし、安曇川が舞台になったりと楽しく鑑賞いたしました。
この「ちりとてちん」、視聴率は過去最低に近いほど低かったのですが、その一方見ていた人たちの満足度が異常に高かったという特異な番組でした。「ちゅらさん」という朝ドラも人気があったため何度か続編が企画されましたが、「ちりとてちん」は続編ではなく「外伝」として登場いたしました。
さて「外伝」とは一体何なのか?大辞林には「正史の列伝にもれた伝記や逸話を集めて書いた伝記」と定義されていますが、現代においては、「主となる作品に対して、その物語に直接影響しない裏話や逸話として派生した作品を指す言葉」として広く使われているようです。
忠臣蔵にもいわゆる「義士外伝」がいくつかあり、曳山歌舞伎でも時々演じられますが、私の幼い頃には「カムイ外伝」という漫画があり、話の内容は覚えてないけど「ひーとり、ひーとりカムイ~」という寂しげな主題歌だけは頭に残っています。あれも、元々「カムイ伝」があっての「外伝」だということを改めて知った次第です。
主体となる伝記は、外伝に対して「本伝」と呼ばれているようなのですが、このブログの内容はいつも「油甚外伝」だなァ。
はちあわせ
テーマ:スポーツ
2008/08/10 09:07
北京五輪が2008年8月8日午後8時に開幕した。中国人は「8」が好きだから「八あわせ」なんだそうだ。
でも本当はIOCは7月にやりたかったんだけど、中国の7月は8月以上に暑くて雨が多いらしく中国が拒否。中国は9月を提案したけど、全米オープンや陸上グランプリという他の大イベントに重なるからと配慮。さらにその後だとアメリカのNFL開幕やメジャーリーグの終盤と重なるからという理由で8月に落ち着いたらしい。
問題は「八あわせ」ではなく高校野球の期間との「はちあわせ」の方である。オリンピックを高校野球と同じ時期にやるのはやめて下さい。もったいないです。今年は第90回の記念大会です。大阪、神奈川、愛知はともかく、あの千葉や埼玉からも2校出場なんです。オリンピックがあると熱闘甲子園もちょっと生ぬるいです。
それにしてもこれまでのオリンピックの会期を調べると、東京の10月は遅いにしても7月や9月のことが多かったのだが、前回のアテネ、今回の北京と続けて8月になった。もうこんなことはやめてオクト(8)言って頂戴。
でも本当はIOCは7月にやりたかったんだけど、中国の7月は8月以上に暑くて雨が多いらしく中国が拒否。中国は9月を提案したけど、全米オープンや陸上グランプリという他の大イベントに重なるからと配慮。さらにその後だとアメリカのNFL開幕やメジャーリーグの終盤と重なるからという理由で8月に落ち着いたらしい。
問題は「八あわせ」ではなく高校野球の期間との「はちあわせ」の方である。オリンピックを高校野球と同じ時期にやるのはやめて下さい。もったいないです。今年は第90回の記念大会です。大阪、神奈川、愛知はともかく、あの千葉や埼玉からも2校出場なんです。オリンピックがあると熱闘甲子園もちょっと生ぬるいです。
それにしてもこれまでのオリンピックの会期を調べると、東京の10月は遅いにしても7月や9月のことが多かったのだが、前回のアテネ、今回の北京と続けて8月になった。もうこんなことはやめてオクト(8)言って頂戴。
中日大逆転
テーマ:石油
2008/08/09 09:02
「いくらなんでも今年は無理でしょう、中日は」という声が聞こえそうだが野球の話ではない。ドラゴンズファンの皆さん、すまん!
北京五輪がついに開幕したが、20年前、中国北京の風景と言えば、自転車に乗って走るおびただしい数の人々、ではなかったろうか?以前も書いたようにその後中国は毎年10%近い経済成長を示し、日本から中国へ行った人が、その度に「中国の変りようはすごい」と言うのを耳にした。
いつの間にか北京の道路風景は自転車から自動車に変った。変らないのは数がおびただしいことのみである。中国は沿岸部と内陸部の経済格差が激しく、まだまだこれから成長が続き、原油や鉱物資源を爆食していくに違いない。
ひるがえって日本。ついにガソリン価格が180円を超えて200円というレベルすら非現実的とは言えなくなって来た。それを商品として扱っているわが業界にとっては洒落にならないほどの販売減が現実のものになろうとしている。
自転車が売れているという。前年比1.5倍から2倍近いらしい。環境に優しく健康的でもある。「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」である。車を捨てて自転車の生活への回帰。エコノミック・アニマルからエコロジカル・プラントへ。
20年後の日本の道路風景を見た中国人が驚くかもしれない。
「これは4~50年前の中国だ」と
北京五輪がついに開幕したが、20年前、中国北京の風景と言えば、自転車に乗って走るおびただしい数の人々、ではなかったろうか?以前も書いたようにその後中国は毎年10%近い経済成長を示し、日本から中国へ行った人が、その度に「中国の変りようはすごい」と言うのを耳にした。
いつの間にか北京の道路風景は自転車から自動車に変った。変らないのは数がおびただしいことのみである。中国は沿岸部と内陸部の経済格差が激しく、まだまだこれから成長が続き、原油や鉱物資源を爆食していくに違いない。
ひるがえって日本。ついにガソリン価格が180円を超えて200円というレベルすら非現実的とは言えなくなって来た。それを商品として扱っているわが業界にとっては洒落にならないほどの販売減が現実のものになろうとしている。
自転車が売れているという。前年比1.5倍から2倍近いらしい。環境に優しく健康的でもある。「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」である。車を捨てて自転車の生活への回帰。エコノミック・アニマルからエコロジカル・プラントへ。
20年後の日本の道路風景を見た中国人が驚くかもしれない。
「これは4~50年前の中国だ」と
恐ろしく高い
テーマ:石油
2008/08/08 09:15
東京スカイツリー(東京タワーの2倍)
高騰すイカツリー(燃料価格が3倍)
高騰すイカツリー(燃料価格が3倍)
アブラゼミ
テーマ:油甚本店
2008/08/07 09:18
今日立秋の蝉時雨というわけで、蝉の鳴き声は立秋を過ぎた頃からむしろ喧しくなるらしい。
ところで先日新聞を読んでいたら「アブラゼミ」はなぜ「アブラ」なのか書かれていた。油屋なのに今まで考えたこともなかった。迂闊だった。よって読み進んだ。こう書いてあった。
『鳴き声が揚げ物をする際の音に似ている、との説が有力らしい。「ジージリジリジリ・・・・」の合唱の中にいると、身を焦がされる思いが確かにしてくる。羽が油紙のようだとか、体が油でぬれたようだ、との説もある。いずれにしても「アブラ」は油である。』
そうかやっぱり油か。とはいうものの釈然としない。夏の風物詩に「アブラ」の冠は不適切ではないか。ただでさえ暑い夏に揚げ油とは、「アブラゼミ」自体に好印象が持てないとともに、「油」に対しても失礼ではないか。どうせ夏の揚げ物は不快なのだから、わざわざあのセミの鳴き声と結びつけないでほしかった。
セミにはいくつか種類があるが、どうも名前と鳴き声の親近感に相関があるような気がする。まず「ひぐらし」や「つくつく法師」などは名前も風情があるし、鳴き声も「カナカナ」とか「つくつくぼうし」と不快感がない。「シャーシャー」の「クマゼミ」が続いて、あとはいかにもうるさそうな「ミンミンゼミ」と暑苦しい「アブラゼミ」
さて件の「アブラゼミ」。どうせなら、氷を削る音にでもたとえて「カキゴオリゼミ」とでもしてあげればよかったのに。そんなことをしたら誰もかき氷を食べなくなる?ちなみに英語では a large brown
cicada :「でかくて茶色い蝉」か。一歩間違えれば「ゴキブリ蝉」だな、こりゃ。どこに行っても名前に風情が感じられない奴だ。
ところで先日新聞を読んでいたら「アブラゼミ」はなぜ「アブラ」なのか書かれていた。油屋なのに今まで考えたこともなかった。迂闊だった。よって読み進んだ。こう書いてあった。
『鳴き声が揚げ物をする際の音に似ている、との説が有力らしい。「ジージリジリジリ・・・・」の合唱の中にいると、身を焦がされる思いが確かにしてくる。羽が油紙のようだとか、体が油でぬれたようだ、との説もある。いずれにしても「アブラ」は油である。』
そうかやっぱり油か。とはいうものの釈然としない。夏の風物詩に「アブラ」の冠は不適切ではないか。ただでさえ暑い夏に揚げ油とは、「アブラゼミ」自体に好印象が持てないとともに、「油」に対しても失礼ではないか。どうせ夏の揚げ物は不快なのだから、わざわざあのセミの鳴き声と結びつけないでほしかった。
セミにはいくつか種類があるが、どうも名前と鳴き声の親近感に相関があるような気がする。まず「ひぐらし」や「つくつく法師」などは名前も風情があるし、鳴き声も「カナカナ」とか「つくつくぼうし」と不快感がない。「シャーシャー」の「クマゼミ」が続いて、あとはいかにもうるさそうな「ミンミンゼミ」と暑苦しい「アブラゼミ」
さて件の「アブラゼミ」。どうせなら、氷を削る音にでもたとえて「カキゴオリゼミ」とでもしてあげればよかったのに。そんなことをしたら誰もかき氷を食べなくなる?ちなみに英語では a large brown
cicada :「でかくて茶色い蝉」か。一歩間違えれば「ゴキブリ蝉」だな、こりゃ。どこに行っても名前に風情が感じられない奴だ。