アブラゼミ
テーマ:油甚本店
2008/08/07 09:18
今日立秋の蝉時雨というわけで、蝉の鳴き声は立秋を過ぎた頃からむしろ喧しくなるらしい。
ところで先日新聞を読んでいたら「アブラゼミ」はなぜ「アブラ」なのか書かれていた。油屋なのに今まで考えたこともなかった。迂闊だった。よって読み進んだ。こう書いてあった。
『鳴き声が揚げ物をする際の音に似ている、との説が有力らしい。「ジージリジリジリ・・・・」の合唱の中にいると、身を焦がされる思いが確かにしてくる。羽が油紙のようだとか、体が油でぬれたようだ、との説もある。いずれにしても「アブラ」は油である。』
そうかやっぱり油か。とはいうものの釈然としない。夏の風物詩に「アブラ」の冠は不適切ではないか。ただでさえ暑い夏に揚げ油とは、「アブラゼミ」自体に好印象が持てないとともに、「油」に対しても失礼ではないか。どうせ夏の揚げ物は不快なのだから、わざわざあのセミの鳴き声と結びつけないでほしかった。
セミにはいくつか種類があるが、どうも名前と鳴き声の親近感に相関があるような気がする。まず「ひぐらし」や「つくつく法師」などは名前も風情があるし、鳴き声も「カナカナ」とか「つくつくぼうし」と不快感がない。「シャーシャー」の「クマゼミ」が続いて、あとはいかにもうるさそうな「ミンミンゼミ」と暑苦しい「アブラゼミ」
さて件の「アブラゼミ」。どうせなら、氷を削る音にでもたとえて「カキゴオリゼミ」とでもしてあげればよかったのに。そんなことをしたら誰もかき氷を食べなくなる?ちなみに英語では a large brown
cicada :「でかくて茶色い蝉」か。一歩間違えれば「ゴキブリ蝉」だな、こりゃ。どこに行っても名前に風情が感じられない奴だ。
ところで先日新聞を読んでいたら「アブラゼミ」はなぜ「アブラ」なのか書かれていた。油屋なのに今まで考えたこともなかった。迂闊だった。よって読み進んだ。こう書いてあった。
『鳴き声が揚げ物をする際の音に似ている、との説が有力らしい。「ジージリジリジリ・・・・」の合唱の中にいると、身を焦がされる思いが確かにしてくる。羽が油紙のようだとか、体が油でぬれたようだ、との説もある。いずれにしても「アブラ」は油である。』
そうかやっぱり油か。とはいうものの釈然としない。夏の風物詩に「アブラ」の冠は不適切ではないか。ただでさえ暑い夏に揚げ油とは、「アブラゼミ」自体に好印象が持てないとともに、「油」に対しても失礼ではないか。どうせ夏の揚げ物は不快なのだから、わざわざあのセミの鳴き声と結びつけないでほしかった。
セミにはいくつか種類があるが、どうも名前と鳴き声の親近感に相関があるような気がする。まず「ひぐらし」や「つくつく法師」などは名前も風情があるし、鳴き声も「カナカナ」とか「つくつくぼうし」と不快感がない。「シャーシャー」の「クマゼミ」が続いて、あとはいかにもうるさそうな「ミンミンゼミ」と暑苦しい「アブラゼミ」
さて件の「アブラゼミ」。どうせなら、氷を削る音にでもたとえて「カキゴオリゼミ」とでもしてあげればよかったのに。そんなことをしたら誰もかき氷を食べなくなる?ちなみに英語では a large brown
cicada :「でかくて茶色い蝉」か。一歩間違えれば「ゴキブリ蝉」だな、こりゃ。どこに行っても名前に風情が感じられない奴だ。