<<最初    <前    2  |  3  |  4  |  5  |  6    次>    最後>>

親友逝く

テーマ:よもやま話
お盆にはご先祖様があの世からお戻りになるというのに、入れ替わるように高校時代の友人が作朝あの世へ旅立ちました。信じられない、信じたくない、しかしまぎれもなく彼は居なくなりました。

病気だったわけでもなく、過労というほどハードな仕事であったわけでもなく、交通事故でも、ましてや自殺なんかでは決してありません。夜中の2時頃大いびきをかく彼の異常に気づいた奥さんが救急車を呼び、病院に運ばれ手当を受けたものの甲斐なく、午前4時半頃他界したようです。

昨日の朝連絡を受け、かけつけたのですが、既に冷たくなっておりました。あまりに突然の不幸に奥さんもお母さんも何が起こったのかまだ理解できない状況にあるようでした。

高校3年のクラスメートでしたが、担任は現長浜市教育長の北川先生。先生をして教師生活最高のクラスと言わしめた学級で、同窓会多数開催、クラスのネット掲示板も存在するほどです。亡くなった彼は当時学級長を務め、我がクラスを象徴する男でした。

お盆が終わり、ご先祖様があの世に戻られる時に、代わりに彼をこの世に帰して欲しい。本当に心からそう思います。冥福を祈る、などという心境にはとてもなれないのです。

これから最後の別れに行って参ります。

暑くない字

テーマ:言葉・漢字
今年の夏は暑い。とにかく暑い。ひたすら暑い。

それにしては、「暑い」という字はさほど暑そうでない。同じ「あつい」でも「熱い」は「あっちっち」という感じがする。それはお前がそう感じるだけだ。「暑い」でも十分に暑く感じる、という人もいるだろうけど、とにかく自分はそう思ったので何故だか考えてみた。

「熱い」には下に点々が四つついている。これが「あつさ」の源だ。「れんが」もしくは「れっか」という部首で火を現しているそうだ。道理で熱いはずだ。

一方の「暑」には「日」つまり太陽がついているが、これだけではあたたかいかもしれないけれどあつくはない。「日」の下に「者」だもんね。日かげ者、むしろ寒いじゃん。これってどうよ。

調べてみた。

暇だね、というのは結論聞いてからにしろ。

「日」の下の「者」はただの「者」、つまり「ただ者」ではなかった。これは「煮る」の源字であったのだ。「煮る」はあついよね。それならわかる。最近の暑さはカレーや肉じゃがの中で煮られるに匹敵する暑さだ。上が「日」で下は「煮」。これは最強の暑さだ。

「暑い」という字の「暑さ」に物足りなさを感じていたけど、「暑さ」にも別のシテンが必要だった。

オール1本の女

テーマ:スポーツ
ご存知 谷本歩美


どうでもインディアン


共に努力の「かい」あり

浅井けど深い、そして今日はちょっと長くて遅い

テーマ:よもやま話
昨日、旧浅井町方面へ集金に行ったのですが、北近江あわあわ記というブログに浅井歴史民俗資料館で終戦記念展をやっている、と書いてあった事を思い出し、立寄って見て参りました。

戦争関連の貴重な資料やなまなましい体験談が展示されており、特に「北近江あわあわ記」にも書かれておりました西邑孝太郎さんの体験談は印象に残りました。中国でスパイ生活をしていた後、戦後ふるさとに逃げ帰るまでの話が記されているのですが、悲しみと恐怖、強靭な生命力、そして絶望の中での信じ難い幸運と、ドラマチックという以外言葉がみつからないようなお話でした。

自分を指名手配するポスターを見つけ上官から逃げるよう指示されたこと、豚や人の糞を食べて生き延びたこと、中国語を話すと日本なまりがあるのでばれるため聾唖者のふりをしたこと、命からがら上海で乗り込んだ船がたまたま日本行きだったこと、紀伊田辺港で親切な人に出会いズボンと30円もらったこと、しかし虎姫駅に着いた時に「おまえら兵隊が不甲斐ないから戦争に負けたんだ」と数人にこっぴどく殴られたこと、帰ったら既に自分の墓があったこと等々。

その他、原爆で焼け溶けた軍刀も展示されておりましたが、それが偶然私どもの向いの金物屋さんの奥さんのお兄様の遺品であることもわかりました。

帰り間際に棚に置いてあったチラシを見ると、丁度その晩NHKのBSでこれらの資料を紹介しながら村人達がどのように戦場へ送られ、戦争と向き合ったかを伝える「こうして村人は戦場へ行った」という番組が放映されることがわかりました。

当然番組を見ました。展示だけではぴんとこなかった部分もあったのですが、生還者や遺族の証言で戦争の実態が明らかになり、さらに身近に住む人たちだけに余計にリアリティを感じるものでありました。昨晩オリンピックを見ていて見逃された方は、再放送があれば必ず見てください。

さて終戦祈念展には戦時中の「サンデー毎日」という雑誌も展示されておりまして、表紙から中身まで戦争一色ではあるのですが、その中に乗り物酔いの「トリブラ」の広告、さらにはやや不謹慎な宣伝文句とともに強精剤の広告が一面に繰り広げられていたのには少し違和感を覚えました(まあ産めよ増やせよだったわけですけど...)。それはともかく、今は権力の批判が仕事のマスコミも戦争遂行に加担していた事は疑いがありません。

裏表紙は太陽光発電と液晶で今をときめく「シャープ」のカラー広告。当時の売り物といえば何と言ってもラジオでありました。「事変に備えよ!! 国旗とラヂオ!!」と書かれています。事変ではなくオリンピックで日の丸が掲揚されるのをテレビで誇らしく見ることができる、そして劇的な西邑さんの体験とは程遠い平凡な生活が送れる現代の幸福をしみじみと感じた一日でした。




五輪の逸話

テーマ:スポーツ
昨日、北島が世界新で金メダルを取った100m平泳ぎはちょうど十日集金の途中で、生放送を見ることができませんでした。集金先のテレビで、言葉が出て来なかったインタヴューは見ましたけど...。それだけで彼の苦労と喜びがひしひしと伝わって参りました。体絞め付けのレーザーレーサーでのレースは超気持ち良くなかったことでしょう。

家に帰ってテレビをつけると女子バドミントンやっていました。超人気者、小椋・潮田のオグシオペアではない末綱・前田ペアが世界ランキング1位の中国、張・楊コンビと準々決勝を戦っているところ。しかも第2ゲームが20対20のデュースになったところでした。そのゲームを取った勢いでなんと第3ゲームも取って世界一の相手に勝ってしまいました。やはり試合はLIVEで見ないと値打ちがありませんね。

とにかくアナウンサーが興奮しまくっていました。ありえないことが起こったんで自分をコントロールできなかったんでしょうね。つい「世界中のテニス関係者が驚いているに違いありません」と口走っていました。世界中は大げさでしょうが、確かに日本中ならテニス関係者でも驚き喜ぶだろう快挙でした。長浜のテニス関係者の方々も喜んで下さいね。

水泳男子400mリレーはアメリカチームが驚異的な世界新記録しかも大逆転で優勝いたしました。4人のメンバーの中に黒人選手がいたのは新鮮でした。皆さんお気づきかと思いますが、水泳には黒人選手はほとんどおりません。私は黒人差別が続いており、プールに一緒に入るのを避けられているのではないかと密かに思っておりました。

竹内久美子著『遺伝子が説く愛と性の「なぜ」』を読んだ時、「黒人は骨の密度が高く筋肉質の為、比重が大きく浮力が得られにくいため水泳選手がほとんどいないのだ」と書かれており、目からうろこが落ちたように感じたことを覚えております。数は少なくても世界一の黒人スイマーが生まれることは微笑ましいものです。


<<最初    <前    2  |  3  |  4  |  5  |  6    次>    最後>>

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2008/08      >>
27 28 29 30 31 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 1 2 3 4 5 6

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧