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医薬分業時代を生きる

テーマ:よもやま話
5/24「医薬分業ってどうなん?」、5/31「長浜薬局版楽市楽座」に引き続きまして、医薬分業シリーズ第3弾であります。題して「医薬分業時代を生きる」。大上段に構えてみました。

1か月分の薬がなくなりましたので、一昨日かかりつけの医院へ赴きました。とにかく薬を処方していただくだけですので、受付で試しに「2か月分お願いできませんか?」と頼みますと、あっさりと「はい、いいですよ。」で、支払額は日数にかかわらず先月と同じで、570円でありました。

さて、続いてはお向かいの「門前薬局」へ突撃です。月曜日のせいか大入りです。本日は麦茶のお姉さんもお客さんの対応に忙しそうです。それはともかく、今回の薬局での支払額を先月と比べてみましょう。薬剤料が倍になっただけで、技術料と管理料は不変であることにご注目下さい。
 
          <先月>   <今月>
 調剤技術料  117点     117点
 薬学管理料   30点      30点      
 薬剤料      90点     180点

 合計       237点     327点

1点10円これに患者負担率30%をかけまして、先月は710円、今月は980円となりました。

医薬分業となる前、診察料と薬代で790円支払っておりました。で、先月の医薬合計支払額が1280円、今回が1550円と相成りました。とにかく実際診察は無しで薬をもらうだけですので、薬1錠あたりの単価を計算してみましょう。

<従来>  790円÷30=26円
<先月> 1280円÷30=43円
<今月> 1550円÷60=26円

やりました!薬を2か月分依頼することによって、1錠あたりの単価を従来価格まで下げることに成功。

(追記)薬局が混んでいたせいで待ち時間も長かったのですが、「今日は麦茶はなしか」とあきらめかけていた頃、例のお姉さんが麦茶の用意をし始めた気配を背後に感じました。4人分ほど麦茶をコップに注ぎ、お盆に載せ「おひとつどうですか?」とやや古風なふるまい。3人に配り終えて「次は俺か!」

その瞬間だった。「お待たせいたしましたっ!」会計のところから私の名を呼ぶ声が....。俺の む、麦茶あ~!



 

原油九斗

テーマ:石油
昨日、長浜信用金庫さんの第85回通常総代会が北びわこホテルグラツィエで開催されました。相変わらずの堅実経営で重畳の至りでございます。

理事長がご挨拶の中で原油高騰の話題に言及されまして、「原油はバレルという単位で取引きされとるわけですが、1バレルは大体<きゅうとう>ほどっちゅうわけです。」とおっしゃいました。「だから原油が急騰するんです」なんてしょうもないことはおっしゃいませんよ、この理事長さんは。

私は一応石油業界におりますので「バレル」については存じ上げておりますが、一応説明しておきますと元々原油(石油)は樽に入れて運搬されておりまして、バレルとはこの樽のことであります。米ペンシルバニア油田で用いられていた42ガロンの樽が基準になっておりまして、約159リットルであります。


と、これくらいの知識はあったわけですが、理事長のおっしゃる「きゅうとう」は瞬間的に理解できず、やや時間が経ってから「九斗」つまり1斗缶9缶分すなわち18ℓ缶約9缶分ということがわかりました。これはなかなか新鮮な発見です。

で、今NY原油が140ドルとか何とか言ってますが、あれは18ℓのポリ缶9個分の原油が140ドルってことです。で為替を110円程度と仮定すると、ややこしい話は抜きにして、140ドルに0.7をかけていただければ、リットル当り大体何円になるかわかりますよ。まあ100円くらいです。

これ位でやめておきましょう。これ以上説明しますと、石油業界の実態が

「バレル」

つつじが丸坊主

テーマ:油甚本店
2ヶ月ほど前にはこぼれんばかりの花が咲き誇っていた中庭のつつじ。数日前から様子がおかしい、と妻が気付きました。植物に対する細やかな関心や愛情に欠ける母やその遺伝子を受け継いだ私は、「そう言われれば確かに」

近づいて見てみますと、ご覧のとおり下の方から順々に葉っぱが丸坊主にされております。犯人はイモムシのような奴です。ネットで「つつじ 害虫」で調べますと出てまいりました。

「ハバチ」の幼虫のようで、「大発生して葉を食い尽くすことがありますから、早期発見、早期防除を心がけてください」と書いてあります。それにしても「ネットと刃物は使いよう」、こんな便利なものを悪用する族(やから)の気が知れません。

このような経験は初めてなのですが、すぐさま噴霧器を買いに参りまして、「スミチオン」を水で薄めて噴霧いたしました。念のため、吸い込み防止の「ヌーブラヤッホーマスク」を装着。

ほどなく散布は終わりましたが、効果は如何に?それにしてもこうした農薬類の人体への影響が心配であるとともに、いかに無農薬農法というものが大変なことであろうということが少し体感できたように思います。

一体どこから舞い込んだのでしょうか「ハバチ」くん。名前は似てるけど隣からではないと思いますよ。

あなたは何ラー?

テーマ:よもやま話
せんとくんを話題にした途端にまたもや刺客が現れた。その名も「なーむくん」

せんとくんのことを「鹿坊主(しかぼうず)」と酷評していた南都十二会とかいう仏教団体が、候補として擁立してきた模様であります。発表時の映像と市民の反応が以下のサイトで見られるがなかなかおもしろい。

http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00135180.html

「なーむくん」は聖徳太子がモチーフになっており、眉毛と目で「一七」になって「十七条憲法」をあらわしているのだそうですよ。どこかのダジャレブログじゃあるまいし。それにしても聖徳太子って飛鳥時代でしょ?平城京との関連がわかりかねる。法隆寺のキャラクターと勘違いなさっておられるのでしょうか。

さらには「せんとくん」は絶対に許すことはできないが、「まんとくん」とは仲良くやっていきたいそうである。うーん、どこやらの内紛といっしょか?仏教というのはもう少し心の広い宗教だと思っていたのですが...。

最近の若者は気に入ったものに「ラー」をつけて、「それが好きな人」という意味にするのだそうですが、あなたは「せんとラー」それとも「なーむラー」?えっ!「まんとラー」?ああ、おいしいですね、お豆腐にお揚げ。ちなみに千茂登さんの鴨すきの焼豆腐、まんとらー製だそうです。でもって鴨すきは私は「ちもラー」です。

こえが高い!

テーマ:油甚本店
ここに来て食糧自給率40%以下という我が国の実状を憂い、自給率を上げるべきという声がかまびすしく聞こえるわけですが、それが自分も含めて農業に携わっておらず、しかも高い農産物を買う覚悟も余裕もない人たちからの無責任な叫びであることが少し心配であります。

大規模農業に取り組んでいる友人がいるので「これからは農業の時代やな」と言うと、「ほうや」と力強くうなづきながらも、「ほんでも何でもかんでも値段が上がっていくのに米の値段も上げてもらわなどうにもならんわな」と返ってまいりました。

さて主食である米の値段まで上がってしまうと、私たちこそどうにもならなくなってしまうのですが、7月から全農が各都道府県農協への化学肥料の販売価格を1.5倍から2倍に引き上げる、というニュースが飛び込んできました。私どもも多少肥料を扱っておりますので、問屋に確認すると他メーカーも同様で、7月(新肥料年度)から大幅値上げの予定で、在庫品の買いだめを防ぐため既に出荷規制を始めているとのことであります。

食糧やバイオ燃料の需要拡大で世界的に農産物が増産され、肥料の需要が急増しております。結果、肥料の原料である窒素、リン、カリウムの価格が需給逼迫で高騰し、特にリンは中国が内需優先で輸出間税を引き上げた事が影響しているようです。

農家にとって肥料代は生産コストの約1割を占めるとのこと。こんなに上がってしまうと米を作らない方がましである、という声が既に農家から挙がり始めているようです。「食糧自給率を上げよ!」と声を高く張り上げているうちに先に「肥(こえ)」の方が高くなってしまったようです。
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