「キムジョンイル」と「こきんとう」

テーマ:政治
北朝鮮の「核停申告」と引き換えに米国が「テロ国家指定解除」のニュースが各紙の一面を飾っており、テレビのワイドショー番組でも取り上げられておりましたが、某政治家が「金正日(キムジョンイル)」のことを「きんしょうにち」と呼んでおりました。

昔は朝鮮半島の人物名もこのように「日本語読み」をしておりました。「金日成」は「きんにっせい」。「金大中」は「きんだいちゅう」。プロ野球の「白仁天」は「はくじんてん」等々。いつの頃からか、「金日成」が「キムイルソン」に変り、今ではやや右系の人が以前のように日本語読みを継続しているものの、大方の一般ピープルは「現地語読み」に慣れて来ております。

一方中国人についてはどうかと申しますと、現在の国家主席「胡錦濤」は「フーチンタオ」とは呼ばず、相変わらず「こきんとう」と日本語読みを続けております。「毛沢東」は「もうたくとう」、「周恩来」は「しゅうおんらい」であります。

日本は相手国のやり方に合わせている様で、これを相互主義と呼ぶそうであります。中国では日本人の名前は「中国語読み」されており、朝鮮半島では「日本語読み」をされているんだそうです。(実際は、1988年最高裁判決「NHK日本語読み訴訟」(判例時報1266号)が原因で、日本のマスコミが配慮するようになったというのが真実のようでもあります。)

まあ特に政治家の人名などは、批判やジョークのねたにされることが多く、中国人に嫌われている小泉元首相は「小泉」というのが中国語で「小犬(シャオチュアン)」と発音が同じで、「小犬首相」と蔑まれたりしたようですし、米国では「胡錦濤」が中国の国家主席になった時などは"Who is Hu ?"などと言われたものですが、"Who is the leader of China ?"と聞かれた人が"Hu is the leader of China."と答えて、「Who」と「Hu」の発音が同じのため、会話が一向にかみ合わなかったという笑い話もあるようです。

いずれにせよ少なくとも、「金○男」とか「金土日」などという国家主席とかだけは登場してもらわないようにお願いしたいものです。


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