祭のでんとう

テーマ:曳山・歌舞伎
祇園祭の山鉾を照らす駒形提灯の電球が従来の白熱電球から蛍光灯に変わるそうであります。何でも消費電力とCO2の排出量が半分以下になるので「環境に優しい祇園祭」なんだそうであります。

これに加えて、白熱電球は時間がたつと電球が熱を持つが、蛍光灯は熱を帯びにくく安全面も向上するとのこと。一方60ワットになると駒形提灯が明るすぎるのではないかという懸念もあるようですが、環境面を重視したそうであります。

駒形提灯は全部で2200個あるそうですが、電器メーカーと祇園祭を応援する企業が蛍光灯を提供するようです。祇園祭クラスになりますと考えることもグローバルですが、「地球に優しい」と言いながら結局「当事者に優しい」行動なんでしょうね。まず山組は取替費用の負担がないので電気代削減のメリットあり。次に蛍光灯を提供する企業も広告宣伝費と考えれば安いもんなのでしょう。

こういうのを三方よしと言うのだと、長浜の曳山でも追随しようという動きは必ず出てくるでしょうね。ところで今年私がお世話になった垂井の曳山祭は今だに舞台提灯に「ろうそく」を使っています。しかも青年と呼ばれる若衆は芝居の途中、ろうそくの火が絶えることのないように、それこそ(芸も忘れて)真剣に監視しております。

垂井は多分「でんとう」にしないことを「でんとう」にし続けるのではないでしょうか。地球に優しいかどうか知りませんが私もそうあってほしいと願う一人です。

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