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大胆に籤順予想

テーマ:曳山・歌舞伎
今日はいよいよ曳山祭の籤取式でございます。昨晩は裸参りの迎え囃子から起し太鼓へと流れ込みまして、午前3時就寝、6時起床。御幣迎えを終えて今朦朧としながらブログを書いておりまする。

非常に不謹慎ではございますが、神様の思し召しを大胆に予想してみたいと思います。私の理論でいきますと、
1)諫鼓山 2)月宮殿 3)春日山 4)青海山 となります。

どんな理論やいな?と来ますか。

4町ずつの出場となった昭和35年以降の籤順の平均をとりますと、青海山が1.94、春日山が2.47、月宮殿が2.63、諌皷山が2.88となります。一回一回の確率は1/4に変りはないのですが、大数の法則によりますと籤取の回数が多くなればなるほど、平均は2.5に近づくはずであります。

従いまして、これまでの平均値の逆順を今回の予想にしているだけの単純なことなんですが、2年前は確かこの方法で的中いたしました。それにしても青海山の1.94は頭抜けています。ちなみに過去16回のうち1番が7回もあります。籤取り人としては1番なら正解、はずれても青海。

皆様の予想はいかがでしょうか?


ウィンドウも祭り

テーマ:曳山・歌舞伎
先日南側のウィンドウを紹介いたしましたが、本日は北側君(公明党幹事長ではありませんよ)をご紹介させていただきます。

商品関係はすっぽり撤去して、すっかり曳山まつりでございます。よく見えないと思いますが上段には各山組が演ずる演目の錦絵を飾り、下段でその演目の見所を解説しております。商売を犠牲にして祭とは頭おかしいんちゃうか、とお思いでしょう?その通りですので言い訳はいたしません。

では折角ですのでウィンドウ内をここに再現いたしましょう、ご迷惑でしょうけど。

まずは青海山。演ずる芸題は「鬼一法眼三略巻 菊畑」でございます。
虎の巻を狙って、菊畑が盛りの鬼一法眼の館に入りこんだ奴智恵内(鬼三太)と奴虎蔵(牛若丸)。牛若と智恵内のノリのせりふの華麗さが特徴で、目の覚めるような絢爛とした躍動性が楽しめる。最近では平成18年(2006)に鳳凰山が上演している。

続きまして諌皷山は「京人形左彫」
左甚五郎が想いを懸けた遊女に似せて彫った京人形に魂が入って動き出したという伝説に基づいた舞踊劇。懐に鏡を出し入れすることで京人形が堅い男(甚五郎)の所作から柔らかな花魁の振りに移る変化が眼目。昭和59年(1984)に同町が演じて以来24年ぶりの演目。

それから「義経千本桜 河連法眼館の場」を演じるのは春日山
春日山前回上演の「吉野山」の続きで俗に「四の切」と呼ばれる場面。佐藤忠信を名乗る二人の者。この詮議を静に委ねる義経。初音の鼓を打つと正体を現した忠信は狐の化身で、親狐の皮の鼓を慕う子狐の哀れさが見せ所。曳山では同町が平成8年(1996)に上演している。

最後に控えしは月宮殿の「碁太平記白石噺 新吉原 揚屋」なりけり。
華やかな吉原の廓に全盛を誇る傾城の姉宮城野と奥州から訪ねてきた田舎弁丸出しの妹信夫の対照が面白く、因業と相場の決っている女郎屋の亭主惣六の思いもかけぬ厚い思いやりも見所。曳山の外題としては、平成2年(1991)に諌皷山が上演している。

ご退屈、いや、お楽しみいただけたでしょうか。

曳山パンフレット出揃う

テーマ:曳山・歌舞伎
曳山まつりの季節がやって参りました。今日はもう線香番に裸参り。自分ところの出番でないと、あっという間に本番がやって来ますね。

まつり運営の重要な資金源となっているパンフレット。今年も4町出揃いました。自分の出番の時に各町の知人に広告を依頼しているので、壁打ちのテニスボールのように着実にこちらにも返って参ります。

まず届きましたのが、青海山北町組のパンフ。「北」という文字がデザインされた扇子を濃淡のグラデーションをつけて3枚並べてあります。なかなか落ち着いた都会的センスのある表紙です。明文舎印刷商事さんの仕事のようです。中身は西中の校長先生や徳島大矢部准教授の寄稿文などが特徴です。(140ページ)

続きましては諌皷山御堂前組。ここは胴幕の鶏の図の一部をそのまま表紙にしてあります。紙質に凹凸があって懸装幕の質感が良く出ています。デザイン・レイアウトは我が翁山もお世話になっているアール・プロダクツさんで、随所に彼のこだわりが見られますが、特に前回出番のNostalgic Photo Graphicsは写真も語り書きも必見。(72ページ)

それから月宮殿田町組。こちらは12基のうち最も亭が美しいと言われておりますが、そのあたりに焦点をあてた写真が表紙となっており、頂上の水晶玉の輝きと力強い「曳山まつり」という題字が印象的。若衆筆頭であり曳山博物館の職員でもある小池君の「ヤマキチ」という題のあいさつ文は情熱のこもった名文です。(84ページ)

そして最後に参りましたのが春日山本町組のそれ。滋賀夕刊の押谷さんが若衆の意気のこもった大作と絶賛されておりました。「完全保存版」と書いてあり、江戸時代から昭和62年までの外題が書かれた冊子が付録としてついております。何と206ページ!過去最太、最重量、メタボリックパンフレットです。
ちなみにこのように並べてみますと、お好きなものが選べる「ギフトカタログ」との区別がつきません。

協賛頂いております各企業様にはいろいろご不満、ご批判もあると思いますが、各町各様のパンフレット競争もまつりの活力の一部とご理解いただき、引続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

Hikiyama Mounting

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日快晴の元、執り行われました「曳山交替式」。曳山博物館に展示されている曳山の入替が毎年4月の第一土曜日に行なわれるのですが、観光資源として大々的に売り出そうという目論見で、かくも仰々しい名前がつけられた模様です。

交替式というと思いつくのがバッキンガム宮殿近衛兵の交替式。英語ではGuard Mountingというそうであります。Mountingというのは据付という意味で使われているんでしょうね。Mountには登るという意味もありますから、してみると「曳山交替式」も「登り山」もどちらも「Hikiyama Mounting」ということになるのでしょうか。

私は翁山という山組に所属しており我が町は今年は入替に関係ないのですが、友町の応援という事で午前中は諌皷山の出庫、午後は鳳凰山の入庫を手伝いに山曳に行って参りました。多分交替式の様子は他のブログできれいな写真を交えて紹介されているでしょうから、私からはちょっと捜査協力依頼を。

この諌皷山の前柱、向かって右側の柱には全面に見事な彫金が施されておりますが、左側の柱の一面からは彫金がすっぽりと欠け落ちております。関係者によりますと何年か前に盗まれたそうでありまして、このプログを御覧の全国の骨董商の他美術品にご興味をお持ちの方、是非盗品の発見にご協力方よろしくお願い申し上げます。



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