テーマ:よもやま話
図書館で借りた「豊竹山城少掾覚書」なる本。山城少掾とは明治・大正・昭和にわたって活躍した義太夫語りの大家なのですが、その方が義太夫の稽古における心がけなどを記されたものです。

それをコピーして、三役修業塾の稽古待ち時間に読んでいた時のこと。横から覗いていた女性の塾生さんが「油甚さん、何ですか、夫婦円満のための本でも読んでやあるんですか?」と。

一瞬、何のことかわからんかったんですが、彼女が「え?何かやたら夫がどうのこうのて書いてますやん」と。そのページをもう一度見渡してみると、うん確かに書いたる、書いたる。

「然し夫を口や筆に言いあらはす事は到底出来るものではない」
「夫で大きな聲を出す時に只咽喉でキバル故聲を痛める事になる」
「夫には先づ肩の骨格を柔らかに下腹に力を入れて聲を出す事」
「夫を会得して実行と伴へば出来ない事はない筈です」

彼女が「おっと」と見まごうた字はこの場合、「それ」と読むのが正しいのですが、、そのまま「おっと」と読んでも何となく意味が通じるところが笑えてしまいました。

「夫」という漢字は「大」にちょんまげ頭を乗っけたものらしいですが、なぜこれが「それ」という意味に使われるようになったのでしょうか。ま、奥さんに「それ」扱いされないようにくれぐれも気をつけたいものですね。

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