山鉾屋台保存連合会総会

テーマ:曳山・歌舞伎
5/2、3の両日に渡り、愛知県の知立(ちりゅうし)市で「全国山・鉾・屋台保存連合会」の総会・研修会が開催され、長浜曳山文化協会のT理事長、N事務局長(曳山博物館長)、伝承委員で修理技術者のHさんと私の4人で参加して参りました。

当連合会の正会員資格は「重要有形民俗文化財又は重要無形民俗文化財の指定を受けた祭り屋台等の保存団体」ということで、現在では32会員。そう、先ごろ文化庁がユネスコの無形文化遺産への登録提案を決定したのがこの32件の行事というわけ。

昭和54年に発足時は、有形の指定を受けている、京都(祇園祭)、高山、高岡、日立、秩父の5団体で発足したようですが、その後規約改正で無形指定の祭も含められ長浜も加入し、曳山博物館が開館した平成12年には総会開催都市となっています。

年々参加者が増えているようであり、会場のキャパの関係上、懇親会は立食パーティー。私は初参加なのですが常連の方の話ではこれまではテーブルで椅子席だったそうな。しかし全員が立ちっ放しというわけではなく、来賓のテーブル3つだけは何故か椅子席。そんなの有りかよぉ~。
昔よくTVに出ていた大村愛知県知事
この日はちょうど知立まつりが行われており、懇親会後に山車の見学。長浜の囃子よりもテンポがややゆっくりめで優雅な感じの音色で巡行してきた山車が辻で回転。何と5トンもある山車の梶棒がかつぎ上げられまして、これが祭の一つの見せ場だそうです。人波でよう見えませんでしたが。


もう一つの特徴が山車文楽。日本広しといえども山車の上で文楽を行なうのはここだけとか。実は知立の太夫・三味線の指導者は長浜と同じく名古屋在住の桂川千賀龍師匠。

ちょうど演じられていた鎌倉三代記をしばし鑑賞。舞台裏に太夫・三味線さんがいらっしゃるのが見えると思いますが、長浜の場合は障子に隠れて姿が見えませんが、ここは姿が見えまして、そのせいか裃も着けておられますし、太夫の見台も置かれています。

私たちは曳山の上では歌舞伎という固定観念を持っていますが、山車の上での文楽というのも実にいいものですね。

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