お客様と大あんまき

テーマ:旅日記
知立で泊まったホテルのバスルームで座って用を足していた時に目に入った注意書

「お部屋のタオルのお持ち帰りはご遠慮頂きますようお願い致します」とある。なるほど、ホテルのタオルってちょっと厚手で高級感ありますもんね。わざわざ但し書きするほどだから、持って帰る人結構いるんでしょうね。

さて、この注意書をよく見ると、日本語以外でも英語と中国語で書かれております。日本語では「お客様へ」と簡単に呼びかけていますが、英語だと「TO OUR VALUED HOTEL GUESTS」と何だか仰々しい。

VALUED、つまり「大切な」お客と言っておきながら、その口で「タオルを持って帰るな」と。わざとこう書くことによって、「あなたはそんなゲスなことをすようなゲスト(下衆人)じゃないですよね」と釘を刺しているような。

その下には中国語で「尊敬的客人」とあります。「客人」は「客戸」とも言ったりするようですけど、いずれにせよ「尊敬的」とつけるんですね。これも、タオルを持ち帰るような客は尊敬できんやろ、と言いたくなるんですが。

こうしてみると、日本語というのはよくできていますね。「客」に「お」と「様」をつけるだけで、適度な敬意を表す言葉になっちゃうんですからね。

さて、知立名物といえば銘菓「大あんまき」


疲れが吹っ飛ぶ味だとか。マッサージチェアか!

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