呪と祝

テーマ:言葉・漢字
昨日のきもの大園遊会、絶対に雨天だと思っておりましたが、奇跡的に朝には止んでましたね。きっと多くの参加者や関係者が「明日は、どうか雨が降りませんように」と、てるてる坊主を吊るなり、それこそ「おまじない」の大合唱だったんでしょうね。

さて、この「おまじない」、通常ひらがな表記されることが多いんですが、これ漢字でどう書くかご存知です?私もつい最近改めて気付かされたんですけど、試しに漢字変換してみてください。

出ました?「お呪い」と。どこかで見た字ですね、これ。そう「のろい」。「呪い」は「のろい」でもあり~の、「まじない」でもあり~のだったわけですね。

で、「口の横に兄あり」のこの「呪」の文字。別に兄さんに向かってのろうわけではないんですよ。「兄」というのは「大きい頭の人」を意味するようです。そう言えば「祝」という字も似ていますがこちらは「示(祭壇)」に「兄(ひざまずく頭の大きい人)」で、ともに神前で祈りの文句を唱えることなわけです。

で後に、幸いを祈る場合が「祝」、不幸を祈る場合は「呪」と使い分けられるようになったそうです。きもの大園遊会は途中から小雨が降り出し、結局昨年に引き続き天候には恵まれませんでしたね。やっぱり「お呪(まじな)い」ではあきませんな。

さて昨日は長浜八幡宮の秋季大祭も重なり、夜は神輿還御のお迎え提灯のご奉仕に。お旅所から出発して道中は雨も止んでおりましたが、御神輿が神輿堂に無事安置されるや否やポツポツと大粒の雨滴が空から落ち始めました。御神輿が雨から逃れられたのは、ありがたい「祝詞(のりと)」の効果でしょうね。

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