加賀屋だがや

テーマ:旅日記
実は「あの」加賀屋に泊まって参りました。雪月花。県内の旧日石グループのお店の集まりがありまして毎月積立をしているのですが、旅行は3年ぶり。ということでこのさい日本一の旅館へ、ということになったのです。

加賀屋は旅行関係のプロが選ぶNo.1の宿なのですが、料理、部屋、お風呂以外の要素で何と言っても評判が高いのは仲居さんの接客。極めて丁寧で親切、しかも出すぎたところがない。まさに痒い所に手が届くといった表現がぴったり。

見送りの時など、バスが出た時に手を振り、さらにバスが正面出口に回りこんだところへ走りこんで、再度手を振る。下駄か草履か知りませんが、それで全速で走ってくるんですからバスの中のお客はたまげてしまいます。

添乗員さんの話では、加賀屋は独自の託児所を設けているため、子持ちや片親の仲居さんでも安心して勤められるのだといいます。自分の子どもの様子が気になれば、お客さまへの十分なサービスをする余裕も生まれないというわけですね。給与面の厚遇というより、安心できる労働環境から全国から応募者が集まるそうです。

宿泊客に対して、アンケートをお願いして細部にわたる評価から改善点を見出す努力も怠らない。また浴場でのボトル入りのソープやシャンプーは元々加賀屋が考案したもので、これが全国に広がったのだそうです。

加賀屋は「高い」というイメージがあり、それはその通り。しかし、雪月花、渚亭、客殿、本陣と客室プランに段階があって、キャンペーンプランでは2万円以下での宿泊も可能だそうです。浴場などは共通利用だし、料理も点数は減っても味の手抜きはしませんからね。

添乗員さん曰く、同じ料金なら低レベルの旅館の高価格プランよりも、高レベルの旅館の低価格プランの方が絶対おすすめとのこと。

最近は、湯快リゾートなどいわゆる省サービス、低価格の旅館が増えつつあり人気を博しております。我々の業界もセルフスタンドが主流となりつつありますが、「人が人をもてなす」という小売サービス業の基本を貫くお手本として加賀屋には生き続けてほしいと思います。

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