臈たけた姥桜

テーマ:言葉・漢字
先日、メイさんのお誕生日に関するブログに対して、くんさんがメイさんを「姥桜(うばざくら)」呼ばわりしたコメントをしていたのを見て、失礼にも程があるやろ(笑)、と一瞬思ったんですが、メイさんのReコメにもありましたように、「姥桜」って我々がイメージしているような意味とは違うんですね。

実際の意味は「女盛りを過ぎてもなお、美しさや色気が残っている女性」。これは思いつかんわ。多分、文科省が毎年調査している間違いやすい言葉で、そのうち登場しますわ、これ。ということで、褒め言葉だったわけですね「姥桜」。

さて、あまり聞きなれないかもしれませんが「臈(ろう)たける」という言葉があります。これも特に女性に対して使う言葉なのですが、音から「老長ける」と考えてしまいがちで、「臈たけた女性」というと、何かふてぶてしいというか、世間を知り尽くしたやり手ババアのイメージがあります。

ところが、こちらもまた正しい意味は「(女性が)洗練された美しさと気品がある」ということなんですね。本当に日本語は難しいですね。放っておくと「臈たけた姥桜」なんて絶対悪口になってしまうでしょうね。

ということで、コブログ界の女性がすべからく「臈たけた姥桜」になるべく齢(よわい)を重ねていかれますことを心よりご祈念申し上げて、本日のブログとさせていただきます。いつかはクラウン、
いつかは

(参考)
「姥桜」:葉が出るより先に花が開く桜の総称。「歯がない」ことを「葉がない」に掛けた語という。

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