目を皿にして?
テーマ:言葉・漢字
2010/06/25 09:39
サッカーワールドカップ、日本やりましたね~。決勝トーナメント進出決定!私も3時半に起きまして、デンマーク戦をそれこそ、チャンスやピンチが訪れるたびに「目を皿にして」観戦いたしました。
さて、一昨年の夏に「暑い」という字について書いたことがありました。今日は「暑」に似て非なる「署」という字について考えてみたいと思うんです。
よくクイズ番組とかで出てくるかもしれません。「市役所」は「所」なのに、何で「警察署」は「署」なの~?なんて具合に。そうなんです、世の中には「署」と名のつくところがいくつかありますよね。それも一様にできれば近づきたくないところばかりです、不思議なことに。
え~、まず「警察署」、それから「消防署」、さらに最近赤字続きでご無沙汰ですけど「税務署」、あと「労働基準監督署」なんていうのもありますね。結論から言いますと、この「署」のつくお役所は「法律に基づいて取締る権限がある」ところなんだそうです。
ちなみに、警察は言うまでもなく、消防署は火災原因の調査をしたり消防法に基づく取締り、税務署は税務調査と脱税摘発、労働基準監督署も労働法に基づく労働関係の取締りが行なわれております。
さて「署」という字ですが、「者」の上に「罒」が乗っかっております。そうか「目」を「皿」のようにして取締りを行なうってことなのかな、と思ったのですが...。これは「網頭(あみがしら)」という部首で、元々は「网」ような字を書いたそうで、文字通り「網(あみ)」のことなんだそうです。オレンジかどうかは知りませんよ。
何?じゃあ「署」は「網をかぶる者」ですかって?それは寝る時のオバハンでしょ。違うんです。この「署」という字、実は「者」より「网」の方に意味がありまして、「網の目のようなひとこまごとに、人を落ち着けること」を表すんだそうです。
つまり、役人が網の目のようなそれぞれのポストについて仕事をする所が「署」なんです。法律の網をかぶせるというイメージですが、私、先日次のような立看板が目に入りました。
「弊署(へいしょ)」なんていう言い方もするんですね。そんな風にへりくだられてもかえって慇懃無礼で気持ち悪いですよね。ますます「弊署恐怖症」になりそうですわ。
さて、一昨年の夏に「暑い」という字について書いたことがありました。今日は「暑」に似て非なる「署」という字について考えてみたいと思うんです。
よくクイズ番組とかで出てくるかもしれません。「市役所」は「所」なのに、何で「警察署」は「署」なの~?なんて具合に。そうなんです、世の中には「署」と名のつくところがいくつかありますよね。それも一様にできれば近づきたくないところばかりです、不思議なことに。
え~、まず「警察署」、それから「消防署」、さらに最近赤字続きでご無沙汰ですけど「税務署」、あと「労働基準監督署」なんていうのもありますね。結論から言いますと、この「署」のつくお役所は「法律に基づいて取締る権限がある」ところなんだそうです。
ちなみに、警察は言うまでもなく、消防署は火災原因の調査をしたり消防法に基づく取締り、税務署は税務調査と脱税摘発、労働基準監督署も労働法に基づく労働関係の取締りが行なわれております。
さて「署」という字ですが、「者」の上に「罒」が乗っかっております。そうか「目」を「皿」のようにして取締りを行なうってことなのかな、と思ったのですが...。これは「網頭(あみがしら)」という部首で、元々は「网」ような字を書いたそうで、文字通り「網(あみ)」のことなんだそうです。オレンジかどうかは知りませんよ。
何?じゃあ「署」は「網をかぶる者」ですかって?それは寝る時のオバハンでしょ。違うんです。この「署」という字、実は「者」より「网」の方に意味がありまして、「網の目のようなひとこまごとに、人を落ち着けること」を表すんだそうです。
つまり、役人が網の目のようなそれぞれのポストについて仕事をする所が「署」なんです。法律の網をかぶせるというイメージですが、私、先日次のような立看板が目に入りました。
「弊署(へいしょ)」なんていう言い方もするんですね。そんな風にへりくだられてもかえって慇懃無礼で気持ち悪いですよね。ますます「弊署恐怖症」になりそうですわ。